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4.23避難訓練

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 本校は年間計画の中に火災と地震を想定した2回の避難訓練を入れています。きょうは火災を想定した一回目の避難訓練を行ないました。入学して間もない新入生に避難経路の確認の意味を込めたものです。
 8時33分「只今より避難訓練を実施します」との校内緊急放送とともに火災を知らせる警報が鳴り避難訓練が始まりました。朝のショートホームルームの時間ですので各担任の指示のもと校庭南側に避難しました。各階の防火戸が閉まる中、全校生徒と教職員を合わせて約1,600人が避難します。教室が校舎の何階にあるかによって時間が変わってきますが、だいたい5分から6分でクラスや学年の人数確認が終えています。なかなか整然として立派なものだと感じました。
 災害は何時やって来るか。想定できるものではありません。火災や地震、津波などどのようなものに遭遇するか分かりません。それぞれに対応の仕方も変わってきます。とっさにどのような行動をとれるかが問われることになります。特に学校など限られたスペースの中で大勢が生活しているところでは集団としての質が問われることになります。他者に対する働きかけなどを考慮した各自の行動が要求されます。日常の様子が災害と言った非日常の時に表れることになります。
 自然環境の中から引き起こされる災害は私たち人間の力で阻止することは出ないかもしれませんが、エキスパートエラーや集団の弱さからくる被害は食い止めなければなりません。きょうの青空のような清々しい気分になるような避難訓練でした。