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先を見据えて

 「来年の事を言えば鬼が笑う」は、先のことが分からないのに話をしても、鬼でさえ笑うという諺です。ところが、来年のことどころか、再来年さらにその先を見通して話をしないといけないことがあります。公立高校の学区再編や大学センター試験などがその例です。早くから議論されていますし、それらの方向性を考え対応を検討しておかないと手遅れになります。中学入試もすでに来年度に向けて動きが活発になっています。
 本校も昨年から学内の入試説明会だけでなく、学外に出て説明会を行っています。今週の土曜日、17日に西宮プレラホールで行う「入試報告会と学園を知る会」がそれです。今年で2回目になります。昨年は初めての試みでしたので、300席あるホールが埋まるか心配していましたが、お陰様で日曜日の開催と言うことも関係したのか「立ち見」がでるほど沢山の方にご来場いただけました。
 中学入試は募集の仕方や入試日程など各校とも毎年のように変わったりします。本校は、中学入試は来年度一貫選抜のみの募集と大きく変わります。高校も選抜特進にウエイトを置いた募集になります。いわゆる本校の改革の第三ステージの幕開けとなる年だからです。第三ステージとはどのようなものか。そのことにより何が変わるのかなどをこの説明会でお話しし、ご理解いただこうと考えています。学校も変化しています。上昇もすれば下降もします。ただその方向性は、「鬼でなくとも」ある程度予測はできます。中学受験となれば、3年先どころか6年先、いや10年先を見据えて考えなければなりません。その学校が何を目指し、どのような教育理念を持っているのかが問われれることになります。