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自分の出したゴミは自分で

 生徒会役員の活動でこの4月からペットボトルに入った飲料の自動販売機が校内に設置されるようになりました。従来から生徒の要望が多かったものですが、飲み終わったペットボトルの処理の仕方などに不安要素もあって見送られていました。このことについて全校生徒で考えていくということで実現したものです。設置されると、待ち望んでいたかのように多くの生徒が利用しています。ところが、懸念されていたことが現実の問題として起こってきているようです。
 ゴミの分別処理のために、教室には燃やすゴミ用とプラスチック用の2つゴミ箱が設置されています。それ以外のゴミは、校内のクリーンセンターに設置されている分別用のゴミ箱に持って行くようになっています。自販機の横には回収箱も設置されています。ところが、飲み終わったペットボトルが、そのまま教室のゴミ箱に放置されていたりするようです。
 キャップやラベルのついたままのペットボトルが他のゴミと混在した状態ではゴミを受け取ってもらえません。ゴミを受け取ってもらえているということは、他のゴミと混在したペットボトルを「キャップとラベルをボトルから外し、取ったキャップとラベルはプラスチック類」に分別できているからです。飲んだ人はどういう気持ちで教室のゴミ箱に捨てているのか分かりませんが、他人が飲んだ後のペットボトルを分別してくれている人がいるから、ゴミとして処理できているのです。
 ゴミの分別やリサイクルについて知ることは勿論のことですが、自分の行為が他の人にどういう影響を与えているのかを理解することは人として当然のことです。生徒会の要望で実ったものです。生徒会として全校で話し合うように発展するものと期待しています。