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高校受験早期化に対する対応を

 平成27年度高校入試から兵庫県の学区が現行の16学区が5学区に再編されます。受験生にとっては選択肢が広がることになります。多くの学校の中から自分に合った学校を選べることになります。一方で、選択肢が広がればそれだけ序列化が進むということも他府県の例を見るまでもなく明らかなことです。今年の志願状況がどうなるのか気になるところです。
 また、公立高校も前期・後期と2回の入試を行なうことがすっかり定着してきました。兵庫県は2月14日推薦入学・特色選抜入試、大阪府は2月23日前期入試とそれぞれ2月と3月の2回入試を行なうことになっています。その結果、2月は中学3年生にとっては入試のピークの月となっています。近畿一円の私立校高が2月10日に入試を行ないます。兵庫県の生徒はその4日後の14日に公立高校の前期入試、18日に兵庫県私学の1.5次入試、この間に大阪府私学の1.5次入試となっています。
 私立中学入試が、昔は3月に行なわれていたものが今では1月の第3週頃の実施と早まってきました。高校入試も昔は2月が私立、3月が公立という感じでしたが、すっかり2月が受験のピークと早くなってきています。年々早く、しかも競争が激化してくる感じの高校入試です。数年前までは、入試相談も一学期は中学入試、二学期以降は高校入試と言う感じでしたが、公立高校の動きも影響してこの図式は崩れてきました。受験が早くなり、その上機会が増えたとはいえ、「行ける学校」ではなく「行きたい学校」を目標として努力することに変わりはない筈です。