一学期個人懇談
一学期個人懇談が始まっています。各学年によって位置づけは少し変わる場合もありますが、中1〜高3までの全学年で行なわれています。保護者だけとの二者面談、生徒・保護者との三者面談と形態の違いもあります。一学期の学校生活をどのように行なってきたかを振り返り、到達点と課題を確認することになります。通知簿や成績通知表なども渡されます。
中高生ともなりますと、生活空間や活動時間は圧倒的に家庭以外のところが多くなります。小学校までと違い、外であったことをこと細かく親に話さなくなったりすることもあります。家庭外の情報が少なくなると、我が子が学習についていけているのか、友達とうまくやれているのか、もっと漠然と何をしているのか分からないなど親にとっては心配や不安なところでもあります。一方、私たちは学校で見る生徒個々人の様子は分かりますが、家庭での様子は分かりません。時には、学校での様子からは想像もつかない姿を聞くこともあったります。
個人懇談は、生徒の活動しているそれぞれの場を知る大人が、その生徒の現状を正しく理解し、そこから出てくる課題を遂行しようとしていることに対し何をしてやることが出来るかを、考える場になります。大人より同世代の仲間からの影響の方が大きくなるのもこの時期の生徒の特徴でもあります。だからといって、何もしない言わないで良いということではありません。生徒を取り巻く大人が人生の先輩としてキチンと物を言うことは必要なことです。過干渉とは違います。
各自の課題を遂行し、新たな成長の土台を築く夏休みになります。各家庭の方針をシッカリ持って臨めるよう個人懇談を活用して下さい。