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第96回全国高校野球選手権大会開幕

 台風一過、全国高校野球が開幕されました。96回目を迎える大会ですが、開幕日が2日間順延されたのは史上初とのことです。初戦はどの競技・種目においても緊張するものですが、それが2日間も順延されるとなると体調管理やピーキング(調整)を含め選手や監督、関係者は大変だったと思います。
 高校野球と言えば甲子園ですが、その甲子園球場が今年90歳を迎えました。この球場誕生の要因にもなったとされる前年の鳴尾球場での準決勝(甲陽中対立命館中)は溢れんばかりの超満員だったそうです。翌1924年、十干十二支の甲子(きのえね)の年に建設されたところから甲子園と名付けられた球場です。完成直後の甲子園球場で行なわれた第10回大会の入場行進で前年優勝校として先頭を歩いたのが甲陽中(現、甲陽学院)の主将でした。その甲陽学院の現主将が90歳を迎える甲子園の第96回大会入場行進の先導役を務めました。開会式直後の第一試合、史上8校目の春夏連覇に挑んだ龍谷大平安が初戦敗退しました。2日間順延、開会式直後、初回5失点、春夏連覇と様々な要因があったでしょうが初戦の難しさを実感した試合でした。
 如何に相手が強豪校だろうと、如何に大きな課題、困難な課題だろうと逃げずに真っ正面から受けとめ挑戦する姿勢は高校野球だけのことではありません。「甲子園。その存在が、私たちを大きく成長させてくれます。可能性がある限り、最後まで挑戦し続け、長く記憶に残る大会にすることを誓います」力強く語られた選手宣誓に清々しさと逞しさを感じました。