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台風11号四国に上陸

 暴風もさることながら、豪雨による河川の氾濫や土砂災害を各地にもたらした台風11号が四国、近畿地方を縦断しました。直撃した地域だけでなく東日本や北日本など広範囲に被害をもたらしました。
 お盆前に上陸した台風は11年ぶりだそうです。台風の進路は太平洋高気圧などの気圧配置等が影響します。暦の上では秋とは言え、太平洋高気圧が居座る夏の気圧配置のこの時期に上陸するのは珍しいとされています。夏台風の特徴通り自転車より遅いゆっくりとした速度で進んでいましたので、それだけ雨風の影響が大きく被害も大きかったと言えます。それにしても、この夏にはエルニーニョ現象が発生し秋にかけて続くとかいわれていました。この台風の上陸、単なる偶然であればまだしも異常気象の現れの一つとすると、今後どのようなことが起こるか心配になってきます。
 地球温暖化に森林伐採などの環境破壊が異常気象をもたらしているとすれば、人類の活動そのものが原因となってきます。地球や環境に易しく共存共栄する活動の構築が必要となってきます。その為の研究に英知を結集することが大切になります。水の問題、エネルギーの問題、健康医療の問題、農業・食料の問題、生物多様性の問題、そして、貧困の問題。人類が抱える緊急6課題といわれています。将来の生き方や進路を模索する中高生がこれらの課題をシッカリ受けとめ、自らが係われる分野・課題を見つけ出し学習する。これが、今、求められていることです。
 夏休みは、教科の学習をすることは当然のこととして、自分の生き方を考える学習をする機会でもあります。