夏休み短縮の動き
8月も今日と明日の2日間となりました。部活動の試合に参加している生徒もいますが、8月最後の授業、午後からはいよいよ一週間後に迫ってきた文化祭準備に熱が入ってきています。
私立学校は夏休みを短縮して8月後半から2学期が始まっているところが多くありますが、最近では公立学校も夏休みを短縮するところが多くなっています。兵庫県では昨年度に伊丹市、猪名川町の中学校で始業式の前倒しを実施しており、今年度は神戸市の全市立中学校で3日間、小野市は全小・中学校で同様の短縮を行なっています。小学校での短縮は兵庫県では初とのことです。大阪府では高槻市が「市立小学校及び中学校の管理運営に関する規則の一部を改正して、市内全小中学校の夏休みを7月21日から8月24日までと統一」し、この夏から実施しています。大阪市教育委員会も「市立中学校の夏休みを1週間短縮し、『8月24日』までとする規則改正」を行なっています。池田市は昨年度から中学校で同様の措置がとられています。いずれも、新指導要領に基づいた授業時数確保のための措置と考えられています。
公立学校では土曜授業の復活も併せて検討されているようです。これも当然の検討課題だと思います。私は、単に休暇や休日が少ない方が良いとは考えていません。夏休みなどの長期休暇は各自の課題に取り組める「個の成長」にとって欠かせないものだと考えています。当然その為の仕掛けも必要ですが。
小学校・中学校の義務教育は勿論のこと、高等学校も含め児童・生徒に確かな学力をつける、その為のカリキュラムや行事などを踏まえた授業計画を考えると、現状では夏休み短縮が必然の流れではないでしょうか。