文科省平成27年度大学入試の概要を発表
文科省は2日に来年度大学入試の概要を発表しました。それによりますと、国立大学は82大学(385学部)約9万6千人、公立大学は84大学(178学部)約2万9千人で、国公立大学全体で約12万5千人の募集となっています。国立大で募集人員(前期・後期・AO推薦を含む)の一番多い大学が大阪大で3,236名、次いで東京大3,063名、京都大2,816名、九州大2,555名となっており、旧七帝大で国立大学全体の約19.5%を占めています。神戸大は2,524名で、九州大に次いで多く、北海道大の2,485名より多い募集人員となっています。
平成25年度から27年度までの推移を見ますと、センター試験で5教科7科目以上を課す大学は国立大342学部(89.8%)、公立大52学部(30.1%)であったものが国立353学部(91.7%)、公立59学部(33.1%)となり、国立・公立とも増加する傾向にあります。
AO入試を実施する大学は、国立が137学部から139学部へ、公立は35学部から33学部へと推移し、国公立全体の募集人員に占める割合は2.6%から2.7%(140名増)と増えています。ほとんどが公立の増加分です。
推薦入試は国立が267学部から266学部に、公立が163学部から167学部となり、全体の募集人員に占める割合では15.3%から15.2%に減っています。
すでに報じられているものとして、今までAO・推薦入試を行なってこなかった東京大が平成28年度入試から後期で募集していた100名を推薦入試に振り分け全10学部で実施、同じく京都大も約110名を全10学部で特色入試(AO・推薦)を行なうというものがあります。