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「秋分の日」

 素晴らしい秋晴れ、澄み切った青空に何処からともなく秋の香りが漂ってきます。ほんのり甘い香りを漂わせるキンモクセイです。緑の葉の間に小さなオレンジ色の花をたくさん咲かせていました。
 きょうは「秋分の日」、昼と夜の長さが同じになるとされる日です。天文台によりますと、大阪府の日の出は5時46分、日の入りが17時54分となっています。少し昼が長くなっていますが、ほぼ同じ長さです。
 秋分の日は秋の「彼岸の中日」とも言われます。この日の前後3日間をあわせた1週間が「彼岸」とされ、雑節の一つになっています。仏教では、悟りの世界を「彼岸」、迷いや煩悩に満ちた現実の世界を「此岸」といいます。また、彼岸は西方の遥か彼方(西方浄土)に、此岸は東にあるとされ、太陽が真東から昇り、真西に沈む「春分・秋分の日」を特別な日と位置づけられてきました。農作物の豊作や祖先を供養する行事としても定着してきました。秋の彼岸に「おはぎ」を供えるのは秋に咲く花、草冠に秋と書く「萩」に由来するともされています。
 例年ですと、厳しい残暑の中、「暑さ寒さも彼岸まで」といわれる秋の彼岸の来るのを待ちわびていたものですが、今年は季節の進みが早く彼岸を待つまでもなく爽やかな日がやってきていました。きょうから、「秋の夜長」が始まります。「実りの秋」、「文化・スポーツの秋」、「学びの秋」と様々な表現をされる「秋」です。入試に挑む児童・生徒にとっては、どのように過ごして挑むのかが問われる「秋」となります。