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中学前期入試を考える


 中学入試の前期日程を振り返ってみますと、2011年度では一貫70名・発展80名(後期一貫10名)、12年度は一貫80名・発展70名(後期発展10名)、13年度・14年度は一貫110名・発展40名(後期一貫10名)募集と募集形態が変化してきました。その結果、2011年度と12年度は一貫2・発展3、13年度と14年度は一貫3・発展2のクラス数となりました。
 前期日程はA・Bと連続日程で入試を行い、発表を同時に行ってきました。A日程の受験者の推移は上記左のグラフ、同じくB日程の推移は上記右のグラフで表しています。11・12年度は一貫と発展の間で10名の募集人数の違いはあるものの発展合格者が多く、13・14年度は募集人通り一貫合格者が多くなっていることがわかります。A日程をみますと、当然のことながら一貫の募集人員を増やした13・14年度で発展の合格人数・率ともに逆転が起こっています。一方、B日程は一貫合格が人数・率とも増加していることがわかります。14年度入試ではB日程受験者の34.7%が一貫の合格率となっています。
 統一日となるA日程はどこの学校もそうだと思いますが、ほぼ第一希望の受験者で、合格した場合の入学率も高くなります。その点、B日程は他校を受験した児童が受けることになり、謂わば併願者と考えられますのでどこの学校とも合格の基準は高くなっていると思われます。ここ数年、雲雀丘のB日程は難しいと言われてきましたが、上記グラフのように合格者・率とも増加傾向にあります。もう少し細かく分析すると違った側面が見えてくると思います。