« 青色LEDでノーベル物理学賞 | メイン | 17歳の高校生がノーベル平和賞を受賞 »

10月に2週連続の台風

 先週の台風18号に続いて、19号が週明けに日本列島に接近・上陸の気配を見せています。2週連続で上陸するとなれば2004年以来10年ぶりだそうです。19号は、18号とよく似た進路をとっていますが、少し西側の海水温が高い海域を通過中とのことで、より発達し猛烈な台風となっています。
 気象庁の統計データの中に1981年〜2010年の30年間の平均をとった台風の平年値というデータがあります。それによりますと、8月の発生数5.9、接近数3.4、上陸数0,9と一番で、次いで9月(4.8、2.9、0.8)7月(3.6、2.1、0.5)の順となっています。10月は、発生数が3.6で7月と同じですが、接近数1.5、上陸数0.2は7月より少なくなっています。また、11年〜14年の直近の4年間の上陸数は、9月5回、7月2回、6、8、10月が各1回となり、9月の方が8月より多くなっています。9月や10月に接近・上陸する回数が多くなれば、暴風による被害に加え秋雨前線との関係で雨による被害が多くなります。
 9月末は御嶽山が噴火、その後、日本各地の火山活動は活発になっているとの見方もあります。台風の上陸のピークが9月にずれ込み、10月にも複数の台風が上陸するようになってきています。火山活動と台風の上陸数、偶然の一致とは思いますが、台風は海水温の変化やジェット気流の蛇行など気候変動の異常が関係しています。となれば地球温暖化や環境破壊など人間の活動と無関係ではなさそうです。