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3学年で学年懇談会

 「霜月」、11月に入りました。小雨がぱらつく天気でしたが、日中はなんとか雨も降らずに済みました。きょうは七十二候「霎時施(こさめときどきふる)」の最後の日になります。この頃の雨は秋霖や霧雨、また秋時雨(しぐれ)と呼ばれます。北原白秋の「城ヶ島の雨」では「♪雨は降る降る城ヶ島の磯に 利久鼠(りきゅうねずみ)の雨が降る 雨は真珠か夜明の霧か それとも私の忍び泣き」と詠われています。ここにでてくる「利久鼠の雨」は「利休鼠(りきゅうねず)」という色からとったもので、この時期の雨を詠んだものだといわれています。秋の雨は微妙な心情を色々な言葉で表現されています。
 11月は土曜日からのスタートとなりました。中学2年生、高校1・2年生の3学年で学年懇談会が行われました。高校1年生は4限目が授業参観、その後、学級茶話会そして学年懇談会と豊富な内容になっています。どの学年も2回目となる懇談会です。この時期でもありますので、新学年を展望しての「進路」についての講演会もそれぞれの学年に合わせた内容で行われました。学年と共に各自の課題を明確にして、一年のまとめへと向かう時期となっています。本校PTAのモットーは、「共育(ともにはぐくみ)・共学(ともにまなび)・共成(ともにせいちょうする)」です。それぞれの家庭でも課題を明確にして後半に臨んで欲しいと思います。
 あすから七十二候の54番目「楓蔦黄(もみじつたきばむ)」です。11月は晩秋、物悲しい響きを感じますが、逞しい新芽をつくる準備の時期でもあると私は思っています。