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満開の桜を咲かそう

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昨日(3月24日)は修了式でした。事務局前のしだれ桜もつぼみはピンク色に染まっているのですが開花には至っていません。昨年は修了式には咲いていましたので寒さからか、少し遅れているようです。

修了式は特別表彰から始まりました。今年度県大会3位以上の成績の個人、団体に対して理事長から賞状と記念品が贈られます(校長代読)。水泳部(個人)、囲碁将棋部など8個人、団体が表彰されました。続いてトリプルクラウンの表彰です。漢検、英検、数検の3つの2級以上をとった生徒が対象です。今年度は対象者が多く18人もいました。どれもみなあっぱれです。学園の掲げる文武両道の面目躍如といったところです。

私は式辞で生徒全員に今年1年振り返ってみて、「よくがんばった。70点以上」と思う人に手を挙げてもらいました。一人も手が上がりませんでした。おそらく皆の前で手を挙げることは恥ずかしいのでしょう。良く頑張った人はたくさんいると思います。また頑張れなかった人、結果が出なかった生徒も多いと思います。4月からはしっかりと計画、目標を立て1日1日を大切に、確実に送るように言いました。

最後の日ということもあって校長室には何人かの生徒が来ました。その中にはトリプルクラウンの表彰を受けた高1の男子生徒もいました。確かに「私の挑戦」に「トリプルクラウンをとる!」と書かれていました。次は漢検1級を高校生のうちにとると目を輝かせ、将来の夢や希望を話し合いました。

今年の卒業生も来ました。多くは合格の報告でしたが、残念ながら第一志望の夢に敗れた生徒もいました。いつかの校長通信に書いた生徒です。「金融甲子園」の大会に3年生の時まで出場し、最後まで夢を追った生徒でしたが、念願の兵庫県での優勝の夢は果たせませんでした。私立大学に進みます。今夜は「金融甲子園」を主催した銀行が彼の健闘を讃え、特別に食事の会を持ってくれるそうです。彼は誰にもできない経験をつみました。

思いがけない来訪もありました。雲雀丘学園の卒業生で今年4月からサントリーに入社する生徒です。サントリーでどうしても働きたいということで、大学在学中もマーケティングの授業をとり、1年間スコットランドに行って蒸留所を巡りながら、英会話勉強を重ねてきました。4月2日に入社式があるのでその前に母校に来たそうです。

春はもうすぐそこです。桜は冬の寒さがないと咲かないそうです。雲雀丘学園の生徒には満開の桜が咲くと思います。