平和を考える 第49号
終業式式辞で夏休みには平和について考えてほしいと話しました。原爆の日、終戦の日の追悼行事も行われ、テレビや新聞においても戦争を取り上げた特集番組や記事がたくさんあり、目にする機会も多いと思います。私は、NHKスペシャル「本土空襲全記録」を見ました。無差別爆撃、鉄道への爆撃、降伏前後への爆撃など改めて知った事実もあり衝撃を受けました。
戦後72年になり、実際に戦争を経験した人たちは高齢になり、その戦争の体験を直接うかがう機会は少なくなっています。戦争がどのようにして人々の命を奪い、そのなかで人々がどんなつらい体験をしたのかを知り、伝えていくことが、平和を守りつづけるために大切なことだと思います。
今の日々の生活の中で平和のありがたさを感じることができにくいかもしれません。
私は、8月と墓参りの時には先人たちに感謝し平和のありがたさに思いをはせたいと思ってきました。特別な催しに参加などはしていませんが、自分の心の中で祖先に手を合わせ、戦中戦後の生活を思い子どもたちに伝えることができればと思います。是非、戦争に関する資料館にも足を運んでみてください。