Recitation Contest 2017 第86号
11月22日(水)中学校英語暗唱大会が行われました。46回目となり本校の英語科やESS部が運営する伝統行事で、司会はずっとESS部員です。
各学年の課題を全員が授業で取り組みます。クラスでの予選選考を行い、勝ち抜いた人が全体発表大会に出場する仕組みになっています。代表生徒は個別に他学年担当の英語の先生からも指導を受けるようになっています。休み時間や放課後などに校内のあちこちで暗唱指導が行われていました。
担当の先生によりますと、クラスの男女それぞれ1名しか選べないのが非常に辛いとのことです。単に与えられた課題を単に暗記して暗唱すると以前の形から、現在はその背景を理解し、相手にいかに伝えるか、どんな表情でどんな手振り身振りでというように工夫がどんどんされているように思います。生徒の取り組み方も、英語の得意、不得意に関わらず、一生懸命に練習しています。
各学年のレベルに応じた課題に取り組んでいます。
1年生 "Snow" 英語詩『スノウ』
2年生 "Time Noodles" 英語落語『時そば』
3年生 "Obama's speech in Hiroshima" オバマ大統領 ヒロシマスピーチ
また、今回は先日行われた阪神ESSユニオン主催シナリオリーディングコンテストで3位入賞を果たしたESS部の"The Wizard of OZ??"も発表されました。台本は「オズの魔法使い」とauのCMでおなじみの三太郎を組み合わせた創作で、さすがESS部と思える内容でした。
各学年の様子は学年ブログをごらん下さい。
現在、文科省は2020年を目指した外国語教育大改革、抜本的強化を進めています。「何ができるようになるか」という観点から国際基準(CEFR)を参考に4技能5領域(聞く・読む・話す〔やり取り・発表〕・書く)別の目標を掲げました。本校においても今までの取り組みからシラバス、授業方法、教材などの改善を行っており、これからも強化していこう考えています。
全体講評で話しましたが、研究者によりますと国際基準の大学レベルへの到達には、学校での授業時間だけでは不十分で、家庭学習が不可欠と言われております。授業だけでなく、自宅学習や練習、EnglishZoneや研修の活用を進めて、英語力を高めてほしいと思います。