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戌年と維新150年           第98号

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新年を迎え日本上空には寒気が流れ込んでいます。昨日は一時的に激しい雪でした。六甲山を見ますと山頂付近は真っ白です。4日は冬型気圧配置が西から緩むようです。校内を歩いてみますと風は冷たいですが、よく晴れており、日向では暖かな日差しです。高校3年生の講習、クラブ活動が行われているので、登校している生徒もいます。

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              西郷隆盛の写真がなくて、坂本龍馬記念館のものです。
今年は戌年ということで、年賀状にも愛犬が登場しているものも多かったとおもいます。犬は人間生活と密接な関係にあり、日本人のルーツを考察する時にも研究対象としているという論文を読んだことがあります。
厚生労働省の「都道府県別犬の登録頭数」によると、登録頭数が最も多いのが香川県で人口100人あたり7.23頭。最も少ないのが東京都で人口100人あたり3.81頭となっています。ランキングを見ますと、日本海側よりも太平洋側で高いのは日照時間や積雪と散歩の関係なのか?東京・大阪で低いのは大都会の住宅事情なのか?授業やセンター試験、高校入試で出せないかなと地理学的に考えてしまいます。現在は、単にペットとしてでなく家族の一員として大切にされ、ペットブーム、ペットビジネスも隆盛です。その一方で、大量生産、大量消費は命あるペットには似合わない仕組み(東京大学 林良博名誉教授)と述べています。これも教材化できそうです。

一方、今年は明治維新150年ということで大河ドラマも「西郷隆盛」がモデルとなりました。個人的には楽しみにしています。西郷と言えば犬のイメージ、これは上野恩賜公園の犬を連れた銅像からです。西郷はダイエット目的でウサギ狩りを始め、その猟犬として犬を飼ったそうです。愛犬は「ツン」という雌の薩摩犬とのことです。(銅像は雄犬です)
30年前、教員になってすぐの頃に先輩の歴史の先生と鹿児島を訪れました。「敬天愛人」という言葉を知り感銘を受けました。今年は海音寺潮五郎や司馬遼太郎を読み直しとダイエットが課題かとも。
「明治維新150年」を自治体やメディアで取り上げているのは、幕末維新の志士から学び、今の日本の状況をよい方向に進めていこうという機運からの気がします。生徒のみなさんにもこの時代に興味を持ち、史跡を訪れ、歴史を学んでほしいと思います。