新年を迎え 第97号
平成30年、2018年を迎えることになりました。
昨年の後半より雑誌には「2018大予測」「2018年の世界を読み解く」「2018年はこれが来る!」など雑誌には似たような見出しが躍っています。(毎年かもしれませんが・・)そこによく使われる言葉が「地政学リスク」です。
「地政学的リスク」とも呼ばれ、ある特定地域が抱える政治的・軍事的・社会的な緊張の高まりが、地球上の地理的な位置関係により、その特定(関連)地域の経済、あるいは世界経済全体の先行きを不透明にすることをいいます。
近年、グローバル化に注目する一方で世界各国や地域での紛争や衝突・テロの危険性は増しているといえます。昨年初めに地球が最後の日を迎えるまでの残り時間を象徴的に示す、いわゆる「終末時計」について、アメリカの科学雑誌はトランプ大統領の就任などで、核兵器使用のリスクや地球温暖化がさらに進む危険が高まっているとして、時計の針を30秒進め、「残り2分半」にしたと発表しました。(アメリカの科学雑誌「ブレティン・オブ・ジ・アトミック・サイエンティスツ」)2017年はこの危険性が増した1年であったと思います。経済優先のグローバル化は教育界にも大きな波となっています。しかし、グローバル化は世界の平和に貢献できているとはいえないかもしれません。
日本においても「新次元」という言葉が使われます。東アジア情勢とアメリカの政権の影響が大きいといえます。また何よりも、改元・2019年4月に天皇陛下の退位が予定されています。「平成総決算」とも言われます。
教育界においても「新次元」ともいえる新しい動きがあります。本校においても、生徒のみなさんにも国内外の動きを注目・理解して、自らの学びに生かせるようにしたいと思います。