中1グローバル研修 第29号
今年で4回目となる中1グローバル研修が行われました。高2修学旅行帰国後、発表会を少しのぞかせていただきました。
この取り組みは、グローバル社会への対応、英語4技能の統合的育成を目指して、現在の高校1年生63期生より始めました。大学入試が大きく変わるということもあり、文科省の提唱する「グローバル化に対応する新たな英語教育」を意識して始めた行事です。
2日間にわたって10人の少人数で外国人の先生と英語のみで過ごします。ゲームなども取り入れながら、英語を発することの大切さを学んでいきます。いろいろな先生の国籍からその国の文化についても学んでいきます。文法事項などまだ習っていない時期ですが、間違ってもいいからとにかく相手に英語で伝える。伝えることの難しさから伝えたい気持ちを育て、伝える楽しさを実感してもらいます。生徒同士の連帯感も生まれます。
たくさんの保護者の方の見守る中で、いい雰囲気で発表が行われていました。2日間の成長を自信にして一層英語に触れてほしいと思います。
次は2年生全員が2回目のグローバル研修にチャレンジします。今からしっかりと学んで成果を上げてください。
本校では、海外研修として、夏休みに中2・3年の希望者がカナダプリンスエドワード島に、高1・2年がニュージーランドへ研修旅行に出かけます。また、中3の1月から3月にカナダ留学(2か月)を行います。
今回の修学旅行で、生徒の皆さんが英語を使っている場面をたくさん見ることができました。「英語が通じた!」高校2年ならば当たり前だと思われるかと思いますが、決められたシチュエーションでなく、会話が広がっていく自らの主体的なコミュニケーションは大きな喜びだったようです。成功体験が大事です。もっと応援したくなりました。
シンガポール大学生との交流 世界最大級のコンテナ量 キリン
私自身もまた、4つの公用語を持つ現地の人々、シンガポールの大学生、英語を使う日本人ビジネスマン、日本の受験に挑む塾に通う日本人の小学生、その塾の先生方など多くの方と出会いました。高校2年生が経験した学びと同じくらい私にも多くの気づきを与えてくれ、シンガポールの経済発展、教育制度、グローバル社会について考えさせられました。英語をコミュニケーションツールとしてしっかり学べるよう学校全体として取り組んでいきます。