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2025年10月31日

私の「英語通じた!」

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 アメリカに引っ越した幼馴染を尋ねて、中学生になったばかりの夏休み、両親にアメリカ(ロサンゼルス)へ連れて行ってもらいました。
 初めての海外旅行、初めてのアメリカ。何もかもが大きく見え、「迷子になったら一生日本に帰れへんかも、、、」と思ったのを鮮明に覚えています。
 そんな中、途中、デパートに買い物に行き、服を買ってもらいました。お店で試着せずに買って帰り、ホテルの部屋に戻って履いてみるとブカブカ。どうせ大きくなるのだから、もう、それを日本に持って帰ろうと言う母の横で、明日履きたいから交換に行くと言って聞かない私。
 結局、その日の夕方にもう一度デパートへ連れて行ってもらいました。条件は、「自分で交換すること」。習いたての英語を使って、”This is too big for me. Can I exchange this?”と聞きました。お店の店員さんは、笑顔で私の拙い英語を聞いてくださり、にっこり笑って、”Sure!” と、私に合うものを持ってきて下さいました。その時の場面は今でもはっきりと覚えています。また、この時初めて、「英語通じた!」と心から感じたことも覚えています。
 この時の経験が今の私に繋がっています。この経験がなければ、今、私はこの仕事をしていないと思います。中高6年間、クラブ活動とバレエに明け暮れ、勉強にはほとんど見向きもしなかった私が、唯一英語だけは誰にも負けたくないと勉強を続けられたのもこの経験があったからこそです。
 旅行が好きで、よく海外へ連れて行ってくれて、英語を使う機会をたくさん与えてくれた両親には感謝しかありません。
 昨年度より小学校では、ニュージーランド研修に加え、グローバル研修やオモコロアNo.1スクールとの交流と英語を「使う」機会をたくさん設けました。つい先日も、1年生がオーストラリアの小学校とオンラインでの交流をはじめました。来年度に向けて新たな試みも考えています。このような機会を通して、「通じた!」「伝わった!」を、雲雀丘の児童にもたくさん経験して欲しいと思っています。

(雲雀丘学園小学校 英語専科 森下 真伊)