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高1国際科F組JICA訪問研修

6月6日,国際科1年生がHAT神戸にある,JICA(独立行政法人国際協力機構)兵庫国際センターを訪れました。この行事は,国際科1年生の恒例行事になっています。
JICAは,開発途上国に対するわが国の国際協力事業を実施するために設立された政府機関で,青年海外協力隊をはじめ,様々な国際協力事業を行っています。
この研修の目的は,国際協力プログラムとして国際的視野を広げ,開発援助について学ぶために,外国からの研修員と交流を行うことです。12カ国からの12人の研修員の方とのは交流に使用する言語は英語で,高校に入学して2ヶ月,自分たちの英語がどれくらい通じるのか,学んできた英語を使う絶好のチャンスとなりました。
今回の研修員の方は,Bangladesh,Cambodia,Philippine,Uzbekistan,Eritrea,Zimbabwe,South Africa,Egypt,Fiji,Croatia,Moldova,Costa Ricaの12カ国から「貿易促進」に関して研修にこられた方です。
来日されて数日ということで,日本文化の紹介プログラムを生徒たちが中心となって考えました。
下記の時程で研修を行いました。

10:00~10:50 JICA事業概要説明〔JICA職員の段原さん〕 ,館内見学
クイズを交えて,国際協力や援助について学びました。
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11:00~11:30交流Ⅰ①日本文化の紹介書道
担任のミドルトン先生の指導で「友」「愛」など漢字の意味を説明しました。
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11:30~11:50交流Ⅰ②日本文化の紹介折り紙
かぶとや鶴や手裏剣などを折り,千羽鶴の意味を懸命に説明しました。
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12:00~12:40交流Ⅱ研修員と昼食
事前に宗教上の理由で食べられないものをチェックし,生徒たちがお弁当を用意しました。とても豪華なものもあり,お母さんは大変であったのではないでしょうか?
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13:00~14:10交流Ⅲ取材
それぞれのグループで,研修員の方のプロフィールや家族のこと,国や学校のようすなどを取材し,大きな紙にまとめました。内戦・難民問題や環境問題について話しているグループもありました。おみやげをもらっている生徒もいました。
14:10~15:00発表〔英語〕
ポスターを使って,取材した内容を英語で発表しました。ただでさえ緊張するのに英語ではとても・・・司会者も英語でがんばりました。
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15:00~15:40レクレーション
レク係が「だるまさんが転んだ」を英語で説明しました。
最初はルールがわかりにくかったですが,ノリのいい研修員の方が多く大笑いの中で楽しい時間をすごしました。
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生徒の感想文(一部)
あんなに英語を話したのは,たぶん初めてだったと思う。一日にたくさんいろんな国の人と話したのも初めてだった。どれもこれも初めての経験で最初は少し不安と緊張でいっぱいだったけど,どの国の人もみんなやさしくて笑顔で接しくれたので,すごくうれしかった。でも一番うれしかったのは,自分の英語が伝わったときでした。・・・・伝わらなくても決して伝えようとする気持ちを忘れてはいけないと思った。

・・・一番心に残っていることは,ディベナさんが,「失敗を恐れたらダメ!!今できることを必死にがんばれば結果はでる」と言ってくださったことです。この言葉を言ってもらえたからこそ一日黙らないで何とか英語を使えたんだと思います。JICAに行って,英語は世界共通語なんだと改めて実感しました。そして,恥ずかしがっていては何も始まらないということも感じました。私は今,せっかくめぐまれた環境にいるので,できるだけたくさん利用して,「英語」という言語を自分のものにしたいなと強く思いました。


「英語が話せたら楽しい。」「自分の語学力のなさを知り,悔しい。」「JICAに興味を持った。働いてみたい。」「とてもいい経験になった。」という意見が多かったです。
 行く前は聞いたこともない国と言っている人がほとんどでしたが,帰りにはとても仲良くなり,お別れが寂しそうでした。生徒にとってとても充実した一日であったようです。 JICAと研修員のみなさん,お世話になり,ありがとうございました。国際科22期生,この経験を生かしてしっかり勉強して世界にはばたいてください。