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ニュージーランド比較文化研修報告8

 これから、先生の代わりに生徒と私が研修の様子をお知らせすることになりました。
 私は、アドバイザーのケイコ=ウィズリントンと申します。NZに来てはや20年。アイルランド系の主人との間には、こちらで生まれた3人の娘たちがいます。合計6年間、地元の高校とワイカト大学で教鞭をとった後、現在までアドバイザーとして勤務しています。
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 先生が帰国され、生徒達の中には、さあこれから自分たちだけでやっていかなければならないのだという意気込みが感じられました。ホームルームでは、先生をもう頼っていけない生徒の心境を考え、私の娘が入学するオークランド大学の話をしました。オークランド大学では,入学する親に対して「子供を放しなさい。」という手紙が来るのです。そのことに触れ、生徒達はこの国で、風船のように親の手を教師の手を離れ、誰の力も借りず、自分で、己の言動を決め、そしてその結果の責任を取っていくことを話しました。「苦労は買ってでもしろ。」昔の人の知恵が真実であり、皆の成長をご家族が楽しみにされていることを話しました。