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NZ比較文化研修報告書

☆My precious memory☆   K.M.
 9週間のニュージーランドでの生活は、最初すごく長く感じたけれど1日1日がとても充実していて、終わってみれば本当にあっという間でした。そしてニュージーランドは自然が多く、のんびりしていて毎日がとても楽しかったです。
 私のホストファーザーは、空港から大学へ向かうバスを運転してくださったので、クラスの中で1番最初に会うことができました。そして私のニュージーランドで生活するという実感は、ホストに会った瞬間から始まりました。ホストとの生活が始まって間もない頃は上手く会話ができず、部屋に居る時間が多かったです。そんな中で私が思ったことは、「待っていても会話することも、関わることもできない。自分から行動しようとしないと1日何もせずに終わってしまう。」ということです。その日から学校のことなど何でも会話するようにし、食器洗い、部屋の掃除、シャワールームの掃除、洗濯物を取り込むなど、できるだけ自分でするようにしました。そしてニュージーランドでの生活に慣れてきた頃には、ホストが毎日おもしろいことを言って私を笑わせてくれました。
 ニュージーランドでの生活は、驚くことばかりでした。例えば、ソファーでの食事、シャワーを短時間で浴びる、部屋のドアは開けておくことなど。中でもバスが時間通りに来なくて、門限を過ぎてしまったこともよくありましたが、ホストは怒らず全く気にしていませんでした。
 フェアウエルパーティに行く前、ホストマザーと話ができるのは今日で最後だということを実感しました。ホストファーザーは他の予定が入っていたため、フェアウエルパーティに来ることができず残念でした。そして私のホストは次の日の朝早くから仕事があるので、友達の家に泊めてもらうことになり、フェアウエルパーティが最後のお別れとなりました。私はホストと別れる時、涙が止まりませんでした。この日1日ずっと泣いてしまい、ホストにちゃんとお礼を言えなかったのが心残りです。
 私はニュージーランド研修を経て、たくさんのことを学び、たくさんの貴重な体験をすることができました。そしてこの9週間の研修で、英語力だけでなく色々なことに対する考え方も学べたと思います。ニュージーランドでのできごとは私にとって、忘れられない大切な思い出となりました。これを励みにもっと英語を勉強し、将来またニュージーランドに戻りホストと一緒に過ごしたいです。9週間、私を本当の娘のように受け入れてくれ、私の言いたいことをちゃんと理解してくれたホスト、高額な費用を出して私を研修に行かせてくれ、影で支えてくれていた家族に感謝の気持ちでいっぱいです。
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