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ニュージーランド研修72

NZ研修を終えて感想が届きましたので、紹介します。

【心に残ったお話】
 私たちがニュージーランドに着いて2日ほど経った時に、けいこさんに(私たちがお世話になった現地の日本人の方です)日本とニュージーランドの文化の違いについてわかりやすく教えていただきました。
 日本の文化を「ふすまの文化」、ニュージーランドの文化を「ドアの文化」としてお話ししてくださいました。日本は古くよりふすまが多用されたため、ふすま越しでも相手の言動がわかります。だから、相手に伝えてなくても推測で「今こう思っているだろうな」と感じ、相手に食べ物を与えたり、声を掛けたりします。
 しかし、ニュージーランド(その他英語圏の国)ではドアが多く普及したため、ふすまのように、ドア越しでは相手の行動を読み取る事ができません。だから、自分で「お腹が空いたから〇〇を作ってください」などと伝えなければいけない、と言うことを教えてくださいました。実際、「〇〇に行きたいです」だけ相手に伝えても「そうなんだ〜」と言われるだけで、連れて行ってくれない事がありました。「〇〇に行きたいから、私を連れて行ってください」まで伝えなければならず、日本との違いを感じました。やはり、自分の思ってることやしたいことを伝えるのも難しい時もあり、大変で、日本語よりも圧倒的に疲れはしましたが、たくさん英語を話し、学べることがたくさん身近にあったことにより毎日家で過ごすだけでとても勉強になりました。こんな身近に自分とは違う文化があることはときどき、とても不思議な感じもしました。だけど何もかもが新鮮で、たくさん驚き、時には日本では考えられないようなことも起こりました

【大変だったこと】
 当たり前のことですが、やはりネイティヴの発音を聞き取るのは難しかったです。日本にいるとなかなか耳にしないスピードで聞こえる英語ははじめは呪文のようにも聞こえました。発音上繋がって別の音になるもの(tの後の母音など)は特に聞き取るのが難しかったです。1週目は本当に聞き取れなくて何度も聞き直したり、簡単な文にしてもらってお話ししました。ですが、たくさんの人と話してるうちにだんだんと聞き取れる単語の数が多くなりました。今までなんて言ってるかわからなかったことが少し聞き取れるようになるだけで嬉しかったです。
 語学学校では知らない単語をたくさん学びました。それらを覚えて、毎日テストがあったり、英語で新しい文法を学んだりすることが語学学校でした、一番大変なこととうちの1つでした。しかしそこで学んだ新しい言葉や文法をを使っていったりするのも楽しかったし、話してる時に習った単語などが出てくると少し嬉しかったりもしました。
 ですが、「シス単で出てきた単語なのに、意味を思い出せなくてわからない!!」と言うような単語もたくさんあって、もう一度見直そうと思いました。
 もちろんニュースも英語なのでホストファミリーと一緒に見てる時は疎外感さえも感じてしまっていました。しかし、バライティ番組のようなテレビを一緒に見てる時、ホストファミリーたちと同じところで笑ったりしてると、嬉しかったし、もっと聞き取りたい、とも思えました。