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今月の合格体験記

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 受験を成功させられるかどうかは第一志望の大学への思いの強さによると思います。

 私が志望校の大学を決めたのは高三の五月でした。それまではいったい自分は何がしたいのか曖昧で、クラブに必至だったこともあり、全く受験勉強らしい勉強はしていませんでした。ただ、当たり前のことかもしれませんが、学校の授業やテスト、宿題など、普段の勉強はしっかりやるようにしていました。そのおかげで、目標が決まってからは、焦ることなくスムーズに勉強を進めることができました。特に、私の場合は目標とする分野が絞られており、その方面の大学も少なかったために比較的明確な目標を持つことができたことも良かったのかもしれません。

 夏休みは高二のうちは色々なことに挑戦し、視野を広げるために部活などに全力で取り組むのがよいと思います。高三では部活も引退していたので受験勉強一本で過ごしましたが、自分の方法に不安をもちつつ、もがきながら勉強しました。目標ができれば自然とするべきことがわかってくるものですが、思うようにいかないスランプも必ずやってくるのです。よく、しんどいときには休むことも大切といいますが、逆にそこでどれだけ踏ん張ってやれるかで力のつき方も違ってくると思います。とにかく第一志望校を決めたなら絶対に最後までレベルダウンさせることなく強い意志で思いを貫いてほしいです。

 中学、高校のこの時期は長い人生へのたった一歩目、二歩目にすぎません。けれどもその一歩目がなければ永遠に目標には辿り着けません。だから、今の高校生活で新しい自分を発見し、無限の可能性を期待し、その芽をいっぱいに伸ばせる毎日を過ごして欲しいです。私にとっては、この雲雀丘学園が大きな一歩目でした。

T.Eさん 筑波大学・体育学群