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職業人に学ぶ 10

今日が最後です。「航空機使用事業操縦士」と「ホテル支配人」の生徒の感想抜粋です。

☆航空機使用事業操縦士
   八尾空港の第一航空(株)でセスナに乗っています。まだ経験の浅いパイロットですが出来る限り皆様の質問にお答えします。
・飛行機のライセンスを取るには、とてもお金がかかるし、大変なことなんだなと感じました。今まで飛行機のライセンスはジャンボ機のしかないと思っていたけど、自動車の免許みたいに、1種、2種とかあって、どんどんライセンスを取っていかないといけないんだということが分かりました。この職業は人気が高いんだなと思いました。
・夢にまで見たパイロットなのに、入ってみたら教官に怒鳴られっぱなし、ということを聞いて、ちょっと悲しかったです。キャビンアテンダントの事を聞くと、「最初は小さい航空会社に就職してから大きい会社に変わるって言うのもあり」とおっしゃっていたので、参考になりました。また、「フライとしている人が全員30歳以上だったこともあります。」ともおっしゃっていたので、年がいってもフライトできるんだなと感心しました。そして、キャビンアテンダントの1番上が「チーフパーサー」で、下が「アテンダント」と言うことも知って勉強になったと思います。
・話が分かりやすかったです。パイロットって聞いたら人を乗せて飛行機を操縦するだけだと思っていたけど、上空からの撮影など色んな事をするんだなあと思いました。文系、理系だと、理系の方になるのかと思っていたら、どちらが有利とかいう訳ではないのに驚きました。今日も、もし快晴だったら飛ばないといけなくなっていたかも知れないと聞いて、天気が大いに関係するんだなあと思いました。そして、改めて仕事は大変だなと話を聞いて思いました。パイロットなんて華やかな仕事なのに、現実は厳しいものだと思いました。それは職業全部に言えると思いました。タメになる話でした。
・パイロットと言っても飛行機を操縦するだけではないんだなと思いました。飛行機から土地を測量したり、写真を撮ったりするのにはとても難しいと思います。遊覧飛行でも、シーズン中はとても予約が多いらしいので、大変なんだろうなと思いました。ニアミスなどの事故が起こる可能性もあるので、常に緊張しなければいけないし、生命を預かるので特殊な職業だなと思いました。色々な勉強やライセンスも取らないといけないので“修行”が必要なんだなと思いました。コックピットからの景色を見てみたいなと思いました。・免許を日本で取るのは難しく飛行訓練などはとても厳しいと知った。莫大な費用がかかるし、親の理解が難しくて苦労することもあるらしい。普通のパイロットになるためには相当な量と経験と知識がいり、とても狭き門らしい。飛行機が本当に好きな人じゃないとできないと思った。命がいくつあっても足りないと思った。
・遊覧飛行してみたいと思った。1回自分で操縦して空を飛んでみたい。飛行機の免許の種類にも色々あって、費用も500万~1000万もかかると言ってたので、家は無理だと思った。でも、旅客機のパイロットは乗客の命とかもかかってるので、責任重大だと思った。

☆ホテル支配人
   ホテルの役割、宿泊、レストラン、婚礼、宴会におけるサービスの精神について
・接待業は本当に見た目が大事だと思った。電話の応対では声の大きさ、高低、速さも重要なので、すごく神経を使いそうだった。「信用、信頼」がなければ経営は成り立たないということが分かった。
・時間厳守やチームワークや挨拶など基本的なことは学校でのことと同じだと思った。講演者のホテルには行ったことがあるけれど、化粧の濃さや爪までしっかり決まっているとは知らなかった。立ち方が女性と男性では違うことは知らなかった。
・社会人の心構えや、ホテルマンの心構え、例えば身だしなみ(ヘアスタイルなど)や、基本動作(立ち方など)など、社会に出てとてもためになる話でした。サービスは出来る範囲はするが、出来ないことはしない。それは、次同じお客様が来たときに、前回来たときはやってくれたと言われないためだと聞いて、なるほどなと思いました。ホテルマンは身だしなみや基本動作以外にもお客様に満足してもらうために、サービスや病気など色々なことに気を遣わないとダメなので大変だなと思いました。ホテルは高いイメージがあるけど実はお得な情報があるそうです。
・ホテルマンの仕事は大変そうだなあと思っていたけれど、話を聞いて予想以上だった。本当にお客さんのことしか考えないのは凄い。
 心構えや精神がかっこいい。清潔感を与えるために、外観に力を入れていてホテルマンはやっぱり凄い。こういう努力をしてくれる人がいるから私達がホテルを気持ちよく利用できるんだと感謝した。
・ホテルマンの仕事は本当に厳しい仕事だと思った。身だしなみや心構えなど気をつけないといけないことが沢山ある。けど、立派な大人になるためにはホテルマンという仕事は最適だと思った。私は人と接したり会話したりするのが好きだからちょっと興味がある。お客様に喜んでもらえる仕事なので素晴らしい仕事だなあと思った。
・今まで自分が思っていたとおりのホテルマンだった。まじめで、礼儀正しくて言葉遣いもきれいで、完璧だった。社会人の心構えから、ホテルマンの心構えやホテルの業務など、色々なことを話してくれた。調理の際でも、品質の管理や、在庫のチェックなども怠っていないことも聞いて、すごいと思った。
・もう一つの講座でも、積極性は大事だったので、社会に出るにおいて良い意味で自分を出すと言うことは大切なんだなと思いました。常に笑顔なんてできるのかなって思いました。ホテルマンのマナーを少しだけ聞きましたけど、どこまでもお客様は神様って感じがしました。
 大変だろうけどとてもやりがいのある仕事だろうなあと思いました。
・何処に行っても時間厳守は大切なことだと思った。身だしなみはホテルで働いている人にとってとても大事で、お客さんが一番見るところなので、気をつけないといけないのが分かった。動作はすごく大変そうだと思った。報告するときは自分の感情、意見を入れないとか、指示されたときは必ず返事をするとか、スケジュール、目的を立てて計画的に実行するとか、電話3コール以内で出て、声の大小、周りの声には気をつける等、大変そうだと思った。
・ホテル内でのマナーも、今の学生生活から身につけておくことが出来る事ばかりだったので、社会人として今からしておこうと思いました。立っているときの手の組み方は、全く知らなかったので、すごいなあと思いました。また、お辞儀をするときの角度も、場合によって変わるんだなあと思いました。このホテルは、劇場のお客さんが多いとは知りませんでした。自分たちが心地よくホテルで過ごせるための細やかな規則が定められているのはすごいと思いました。
・ホテルマンの仕事はお客さんを第一に考えていることがよく分かった。今までに旅行とかでホテルを利用してきて、ホテルマンの人たちがとても親切で私達を大切に扱ってくれているような感じで、嬉しいし持ちが良い。
 お客さんに気持ちよく利用してもらうために、ホテルマンの人たちは小さな事から大きな事まで気を遣って、私達の見えないところで色々な努力をしてるんだなあ、と改めて感じた。ホテルでは、お客さんを泊めるだけじゃなく、食事や宴会、色んな事をしているから、仕事が多いなと思った。
 次ホテルに泊まるときは、ホテルマンの人たちがどんな風に働いているのかを実際に見てみようと思います。
・普段学校で注意される身だしなみは社会人になってもとても重要で、ちゃんとしないといけないことだと思った。常に笑顔でいなければならないのは大変だと思う。私も普段から笑っていようと思います。返事は大事だと思いましたが、常にメモをとるのはすごいと思います。