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1冊の本から

 書店に陳列してある沢山の本の中に、赤い表紙(ブックカバー)の中央に、舌をベ~~と出した表情のおじさんの写真がデザインされたものがありました。「アインシュタイン150の言葉」という本です。
 まず、表紙に「私は天才ではない ただ、人より長くひとつのこととつき合ってきただけだ」と書かれていて、私は単純にもその言葉につかまれてしまい、表紙を開いてみると“世代を超えて大反響!”の下には10歳代から80歳前の方々の簡単な感想が載っていて、どれを見ても前向きな内容ばかりだし、以前から気になっていた本でもあるので、買ってしまいました。
 本というものは(何でもそうでしょうが)お金を払った途端に、愛着を感じるもので、ひどいときには読んでもいないのに、その本の内容が分かったような気になって、なかなか本棚から出動しないときもあります。今回は本棚にはまだ1度も並んだことがありません。買ってすぐに読み始め、通勤途中も持ち歩きました。1ページにちょびっとしか文字がないので、あっという間に読み終えるかと思いきや、そう簡単に読み流せるものではありませんでした。アインシュタインの言葉一つ一つの中に、アインシュタインを感じられるようで、何度も読み返しながらの読書になってしまい、時間がかかってしょうがない…
 私がアインシュタイン博士について知っていることと言えば、相対性理論とか、原爆とか、日本にも来たことがある等、それ以上のことは説明もできないほどの事しか知らないし、特に知ろうとも思いませんでしたが、ちょっと興味を持ったので、ちょっとだけ、ボチボチと調べているうちに1週間が経っていました。一般常識として多くの方々がご存じのことなのかも知れませんが、こういう事って知れば知るほど面白いんです。なので、今回‘面白いなあ’‘へ~’と思ったことを(もちろん私の感覚ですが)、少しだけお伝えしていこうと思います。