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肥えた肥えたと騒ぐじゃないよ~♪(確か,こんな歌詞だったような)

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 社会保険庁では、2004年度に生活習慣病予防健診を受診した人たちのデータをもとに、都道府県別の「肥満度」を公表した(下表はその抜粋)。 BMI(ボディ・マス・インデックス)とは目標体重設定の目安で、体重(Kg)を身長(m)で2回割った数値。BMI=22が標準で、25を超えると肥満となる。例えば,体重56Kg,身長166cmの場合,56÷1.66÷1.66=20.3となり,少しやせ気味ということになる。ランキングを見ると、男女とも沖縄県がトップで、特に男性はダントツ。-方、東京、大阪など都市部の女性の肥満率は15%台と低い。沖縄はかつては長寿王国だったが…今や地方の食生活も都会と変わらなくなっているのに、健康的な食生活やダイエット意識が都市部に比べて希薄。そのことが影響しているようだ。

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 最近は、動脈硬化などの要因となるメタポリックシンドローム(内蔵脂肪型肥満)が話題になっている。高校生には関係のない話にも思えるが、高脂肪・高力ロリーの食生活を続けていれば10代でメタポリックシンドロームやその予備軍になる可能性も十分。一方、過剰なダイエットも問題になっている(スペインのファッションショーでBMI18未満のモデルが出演禁止になった)。

 さて,女子の間では,「受験勉強すると肥える」という噂がある。肥満の一因に「ストレス」があるので,「受験勉強」→「ストレス」→「肥満」という図式なのだろう。或いは,そういう先輩の声だけが残り,肥満・・・いや,あ,あの,肥大化していったのだろう。実際はどうなのか?ネットで検索してみると,こういうのもあった。

「中2の時に、過酷なダイエットに失敗した(というかほとんどやっていないも同然?)私でした。その後は、ダイエットをあきらめてしまいました。とはいえ、食べ過ぎないようにすることと、なるべく運動をすることを心がけているだけで、ピーク時よりはかなり体重も減ってきました。それと少し背も伸びたせいで、「かぼちゃ」という感じではなくなってきました。
 中学3年になって、受験を迎え、私はがぜん勉強するようになりました。本当に何かにとりつかれたように受験勉強に励みました。夜中の2時、3時まで、黙々と勉強しました。すると、どうでしょう!!体重が、めきめき減りはじめたのです。夏休みが終わった頃は、実にほっそりとした体型を、これといって特に何の努力もせずに手に入れることができていました。その当時の写真を見ると、自分でもうっとりするほど、スリムなのです。水色のワンピースを着て家の前で微笑んでいる写真なのですがね。今思うに、受験勉強で、睡眠不足であったことと、受験に神経が集中していたので、食欲が抑制され、知らず知らずのうちに、あまり食べなくなったようでした。まさに「寝食を忘れて」受験にのめりこんでいたわけです^^。おかげさまで、希望校に無事合格することができました。」

 どうも受験と肥満は関係ないようです。そういえば,あまり勉強しないうちの娘,「肥えた,肥えた」って騒いでます。ナイショですが,確かに勉強していたときの方がスリムだったような・・・。ということで,問題はむしろ,受験勉強=ストレスとパターン化して考えてしまうことにあるのではないかと思います。

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