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近畿教育学部の動向

団塊世代の退職を受けて、教員採用の門が広くなる予想で、近年教育学部志望者が増えています。実際、10~20年ほど前は、教員になるには50倍を越える狭き門で、教員志望の卒業生たちも大変苦労しました。当時、各教育大学も、教員養成課程以外に教養学部的な学科を増設して対応してきました。
さて、今年の近畿の国公立大教育学部の志望動向を挙げてみます。
教育学部は細かく学科・専攻に分かれているので、募集人数も少なく、専攻によっては、後期40倍を越えたところもあります。
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上記の8大学は、難易度もそれほど大きな開きがないので、志望倍率が大きく合否に関わってきます。昨年度、前期7.2倍と高倍率だった鳴門教育大は隔年現象でほぼ半減しました。三重大のみ前後期とも少しアップしていますが、名古屋大の教育学部・三重大の教育学部の一部が後期募集停止なので、その影響とも考えられます。後期は、奈良教育大が28.8倍と非常に高い倍率になっていますが、これは保健体育(95.5倍)・言語社会(66.2倍)・音楽(42.5倍)の倍率が全体を引き上げています。
後期は、当然のことながら受験生が減りますので、数字に負けずに最後までがんばりましょう。