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前期日程の状況

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 関西大学の2007年度一般入試前期日程およびセンター利用前期・中期の結果が公表されているので,それを昨年度の結果と照らし合わせて検討してみた。
【志願者数】
 総合情報学部を除いて,どの学部も,昨年度より大幅に増加しているが,これは,新しくS2日程・E日程(工学系学部のみ)を導入したためであり,実際は日程間の併願が多いのではないかと思われる。反面,総合情報学部は,S2日程を設定したにもかかわらず減少している。特に,A・S日程に限ってみると,大幅に減少しているのがわかる。
【合格者数】
 昨年度と比較して,文学部を除いて,合格者を減らしている。だいたい,昨年度の20%(法学部)~10%(社会学部)少なく,これは、募集定員の減少分に合わせて減らしたためだと思われるが、昨年と違ってS2日程との併願者を含んでの数であるから,それから推測すると、合格者の実人数はもっと少ないのではないかと思われる。要するに、ちょっと絞りすぎではないのかな?と。
 もし、この推測が正しければ、後期日程は大きなチャンスといえる。出願は22日(持参のみ)までであり,まだ充分間に合う。ぜひ挑戦してみてはどうだろう。
 文学部は合格者数が増えているが,募集定員が20%多くなることを考えると,結局例年並みとなっている。
 一方、センター利用入試の方も比較してみたが,やはり,こちらも合格者を減らしている。集まりが悪いせいもあるが、センター試験の平均点が下がっているにもかかわらず、昨年と同じ得点率で絞っているためではないかとも思う。
 いずれにせよ、後期の志願者数にもよるが、はたして、法学部・経済学部、商学部は、思惑通りに募集定員の減少分に見合う絞り方ができたかどうか。それによって、レベルを上げることができたかどうか。上位層ほど定着率が悪いことを考えると、後期は相当狙い目かも知れない。

2007年度一般入学試験<A・S・S2・D・E日程>の志願者数・合格者数
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昨年度(2006年度)入試結果
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