求めよさらば与えられん
週末に引き続き、昨日、上智大学教育学部総合人間学部教育学科に合格したAさんが学校に来ました。上智大学ははしかの流行(!)により、今週は休講だそうで、これを利用して帰省したそうです。
Aさんは幼稚園からの筋金入りの雲雀生。そんな彼女が変わったきっかけは、中学のカナダ研修です。世界の広さを知ると同時に、「日本人のいる環境で海外体験してもだめだ」と考えた彼女は、翌年単身、カナダに短期留学をしました。そして、様々な国から来ている留学生の中に自分を放り込んだことによって、今まで漠然としていた自分の目標が定まり、国際舞台で活躍する自分を思い描き始めたといいます。と同時に、自分の知識の足りなさを感じ、ニュース新聞などで、学校の勉強以外の知識も広げていきました。
高3になり、上智大学受験を考えた彼女は積極的に受験方法を調べ、課題図書(405ページもある単行本!)を読んで、事前に論文を書いて提出する形式の推薦試験にチャレンジしました。(この上智の推薦入試はAO入試に近い形ですね。)
推薦受験を考えたときからの彼女のガッツはすごかった!
夏休み前から私のもとに日参し、自分の文章を納得のいくまで練り上げました。当然、添削をする私も課題図書を読まなければならないし、授業が詰まっていて朝、提出したものを私が添削できていない日は、「今日中にお願いします!!」といわれてこちらもへとへと…。でもその気迫に応えるのは、私にとってはしんどいながらも充実した毎日でした。彼女によって私も高められたような気がします。
そしてその結果、手にした合格!我がことのようにうれしく、思わず彼女と抱き合って喜んでしまいました。
昨日、彼女は「在学中頑張った分だけ今が楽しい!後輩に伝えてください。」と言っていました。自らやりたいことを発見し、自ら求めた結果、彼女には楽しい場が与えられました。今はこんな髪型も楽しんでいるそう…(笑)
「求めよさらば与えられん」は聖書の言葉ですが、クリスチャンでない私も彼女の様子を見ると、なるほど、真理だな。と思う言葉です。