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推薦・AO入試 定員過去最高

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fig20070829.jpg文部科学省が発表した、08年度国公立大学の入試概要によると,92%,142大学が推薦入試を,38%,59大学がAO入試を実施する。また,募集人数は国立15%、公立24%といずれも過去最高になった。朝日新聞は,『代々木ゼミナールの坂口幸世氏は「推薦やAOでの募集を増やすのは、地方国立大の工学部系が多い。欠員が出れば授業料収入が減るなど経営にかかわるので、早めに学生を確保する手段に使っている」と話している。』と伝えた。

これを具体的に示そう。
AO入試
新たに行う大学
岩手大─人文社会科学、山形大─工、お茶の水女子大、金沢大─理工学域、琉球大─法文・工、山口県立大─国際文化・社会福祉・看護栄養
実施学部を増やす-東北大‐教育・医(保健)・薬、富山大‐理、愛媛大‐農など
募集定員を増やす-三重大‐工(実施学科を1→5に)、神戸大‐医〈医〉(15人→25人)、長崎大(教育16人→26人、環境科学4人→8人、工29人→33人、医〈医〉10人→15人)、九州大‐芸術工(実施学科を2→5に)、群馬県立女子大‐文(13人→18人)など

国公立大の推薦条件は,ほとんどのところで4.0以上。医学系はセンター試験を課すところがほとんど。
工学系は学科毎に定員が振り分けられ,結果的に5名以下のところが目立つ。

AO入試も推薦入試も,どちらも,定員確保の色合いがないわけではないが,センター試験の点数で輪切りされた者だけが入学してくる実態を嫌ったことも実施を踏み切らせた要因の一つであろう。