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恒例・・・・・かな?

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◆ 秋田県立大学(秋田県秋田市,由利本荘市) 秋田県って凄いよねぇ。公立ながら独自路線を貫く国際教養大学とは別に,理系学部だけの県立大学をつくっちゃった(平成11年開学)。しかも3つのキャンパスに分かれて。学部は「システム科学技術学部」と「生物資源科学部」だけだけど,地元密着型で,秋田県の将来を支える人づくりを狙っていることがよく見える。しかし,意外に,静岡・愛知出身者が多い。青森・宮城より多いんだよ。なぜか兵庫県も多い。個別試験の科目数が少ないせいかなぁ。
【個別試験】
前期
システム科学技術学部=数学(ⅠⅡⅢABC)300点・理科(物理ⅠⅡまたは化学ⅠⅡ)300点
生物資源学部=英語ⅠⅡ200点・理科(化学ⅠⅡまたは生物ⅠⅡ)200点
後期
両学部とも=小論文のみ。

◆ 宇都宮大学(栃木県宇都宮市) 栃木県で唯一の国立大学。国際・教育・工・農4学部を持つ。難易度は,教育で滋賀大・教育並み,工学部は京都工芸繊維大,農学部は鳥取・農学部と同じぐらい。結構レベルを維持している。東京近県で農学部があるのは珍しい。というよりも,元々は宇都宮農林学校(大正11年設立)と栃木師範学校(明治7年創立)から始まった大学。農学には歴史と伝統がある。なかでも,農学部農業経済学科は,農学部で唯一の文系学科として、国内外の食料・農業・農村について社会科学の視点から教育・研究を行う。食糧危機回避のために是非必要かと。

◆ 筑波大学(茨城県つくば市) 国立大学。秋葉原からつくばエクスプレスで45分で行けるようになった。それでも,広大な学研都市には街の賑わいはない。以前からそうであるが,大学改革のモデルであったためか,筑波には「学部」がなく,「学群・学類」という体系になっている。「AO入試」といわずに「AC入試」と言うのもまたその現れか。
 【AC入試】
 いわゆる自己推薦入試。志望理由書・自己推薦書その根拠となる資料・調査書が必要。第2次選考は面接と口述試験。昨年度合格車の自己推薦内容(テーマ」は,「遠方の星の見え方に対する宇宙のチリの影響」「サーチエンジンサイトの作成」「フィンランド留学から得られた比較教育学への視座」「高校生活全体を通したプロダクトデザインなどの活動」「iPodソフト開発;生徒会のIT化」等,かなり本格的。相当の実績が必要。それでも平均倍率7.8倍。9月中旬から出願が始まる。センター試験は課さないけれど,これでも受けますか?

◆ 愛媛大学(愛媛県松山市) 愛媛県下の国立大学。四国4県の国公立大学の中で最も大きい。法文・教育・医・ 理・工・農の6学部からなる。ユニークなのは,これらとは別に用意された大学院までの一貫コース「スーパーサイエンス特別コース」。理・工・農・教育各学部の枠を超えた関連授業科目が選択でき,1年次から専用科目をとっていく。一定の基準を満たせば3年で学部を卒業でき,大学院に進学する。このコースの入試はAO入試のみ。
 【スーパーサイエンス特別コース】
 AO-Ⅰ期 募集人数11名。センター試験を課さない。書類選考・講義レポート・実験・面接
 AO-Ⅱ期 募集人数6名。 センター試験を課す。面接のみ。

◆ 航空大学校(宮崎市) 日本で唯一の国立パイロット養成機関。高卒では入学できない。四年制大学2年修了または短大・高等専門学校卒業以上でないと入学資格はない。また,身体基準があり,裸眼視力0.7以上,身長163cm以上,その他血圧・聴力等々,基準を満たさない者は入学できない。試験は,「英語・総合筆記・適性検査」。
 なお,東海大学工学部に航空宇宙学科航空操縦学専攻ができ,操縦士免許が取れるようになったが,ここは,留学期間にアメリカ合衆国操縦士免許(FAA事業用免許)を取得し,その後日本の操縦士免許(JCAB事業用免許)へ書き換えるしくみ(そのための訓練調整期間を設定している)。