2008年度センター試験 志願者数
2008年度センター試験の出願受付が先週金曜日(10月12日)に締め切られた。大学入試センターから発表された,同日17時現在の出願状況は以下のとおりである。
●出 願 総 数 518,565人(528,898人;-10,333人,2.0%減)
<内 訳>
○高校等卒業見込者 418,423人(424,579人;-6,156人,1.4%減)
○高校卒業者等 100,142人(104,319人;-4,177人,4.0%減)
(注) ( )内は,前年締切日(18年10月13日17時現在)の志願者数,及び増減数と割合を示す。
なお,12日消印まで出願を受け付け,重複出願等の確認後,確定志願者数が発表される予定であるが,最終的な志願者数は,今後消印有効分の2万人程度が加わり,54万人前後になるとみられる。これは2年ぶりの減少で,昨年度の553,352人の2~3%減となる。
18歳人口・高卒者数が平成11年以来9年ぶりに5%近い大幅な減少が見込まれる中で,1.4%減に留まっているのは,主に現役の大学進学率がアップしていることと,私立大のセンター試験参加増(17大学44学部増の467大学1,287学部)と短大の参加増(8短大増の156短大)によるものと思われる。
一方,浪人等は4,177人(4.0%)減で,16年から5年連続の減少である。これは,浪人生数そのものの減少によるものと思われる。”広き門”であるが故に,ますます浪人しなくてすむ状況が生み出されている。
下は,センター試験出願最終日出願数(水色)と確定志願者数(橙色)の推移(横軸:年度 縦軸:人数)