« 数学雑学3 | メイン | 久々の登校日! »

数学の雑学4

 今日は、高校入試の日です。私の学校では、1月19日の中学前期A日程入試から今日の高校B日程入試まで5回の入試を行ってきました。問題作成から採点まで大変でしたが、今日で入試も終わります。受験生にも「お疲れ様」と言いたいですね。

 単位の話をずっとしてきましたが、今日が最後です。今日は、「SI接頭語」についてです。「SI接頭語」は、単位につけて10の一定倍を表します。「SI接頭語」には、大きい数を表す方として、10倍の「デカ(da)」、10の2乗(100)倍の「ヘクト(h)」、10の3乗(1000)倍の「キロ(k)」、10の6乗倍の「メガ(M)」、10の9乗倍の「ギガ(G)」、10の12乗倍の「テラ(T)」、10の15乗倍の「ペタ(P)」、10の18乗倍の「エクサ(E)」、10の21乗倍の「ゼタ(Z)」、10の24乗倍の「ヨタ(Y)」があります。
  また、小さい数を表す方として、10の-1乗(1/10)倍の「デシ(d)」、10の-2乗(1/100)倍の「センチ(c)」、10の-3乗(1/1000)倍の「ミリ(m)」、10の-6乗倍の「マイクロ(μ)」、10の-9乗倍の「ナノ(n)」、10の-12乗倍の「ピコ(p)」、10の-15乗倍の「フェムト(f)」、10の-18乗倍の「アト(a)」、10の-21乗倍の「ゼプト(z)」、10の-24乗倍の「ヨクト(y)」があります。
 「SI接頭語」としての最大数は、10の24乗倍の「ヨタ」ですが、日本では、「塵却記」に、それより大きい数を表す単位があります。日本の単位では、10の28乗倍が「穣(じょう)」、10の32乗倍が「溝(こう)」、10の36乗倍が「潤(かん)」、10の40乗倍が「正(せい)」、10の44乗倍が「載(さい)」、10の48乗倍が「極(ごく)」、10の52乗倍が「恒河沙(こうがしゃ)」、10の56乗倍が「阿僧ギ(あそうぎ)」、10の64乗倍の「不可思議(ふかしぎ)」、10の68乗倍の「無量大数(むりょうたいすう)があります。
 また、欧米では、10の100乗が「グーガル(googol)」、10の300乗または600乗が「センティリオン(centilion)」があります。すごい大きな数の単位ですね。あまりぴんときませんね。