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第2回慶應義塾大学SFC高大連携講座が開講されました 

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本日、慶応義塾大学総合政策学部教授の梅垣理郎先生が来校され、本校生10名に対して『国際関係論の黄昏』というテーマで講義をしていただきました。
先生から講義の前にいただいた概要には、「グローバリゼーションの時代にあって、国と国との政策協調で解決できる政策課題が極端に限定されてしまっている。従って、国境を越える「市民意識」を前提とした行動主体が国際関係論の中核になりつつあり、国家間関係を所与とする従来の国際関係論は黄昏期にはいった。これをいくつかの事例を挙げながら明らかにし、自分としてできること、なすべきことを検討する場としての国際関係像を作りあげてみる」と書かれており、大変難しい講義になるのではないかと思っておりました。ところが先生は難解な言葉はまったく使われず、高校生にもよくわかる具体的な例を示して様々な国際問題の根底に横たわる問題を説明してくださいました。先生のユーモアあふれる語り口に生徒たちも熱心に耳を傾けながら、大学で学ぶ学問の一端に触れ得たのではないかと思います。
熱意あふれる先生のお話は予定の時間を大幅にオーバーしてしまい、危うく予定の新幹線に乗り遅れるところでした。あらためて梅垣先生にお礼を申し上げます。ありがとうございました。