「建築は,理性と感性の融合」
— 1 Day College生徒感想から—
ARTとしての建築学
柳沢和彦 先生 (武庫川女子大学生活環境学部建築学科 准教授)
柳沢和彦 先生 (武庫川女子大学生活環境学部建築学科 准教授)
まずは誰でもできる簡単な建築造形の一端を体験してもらいます。そしてその体験をふまえて,建築すなわち architecture の語源や,建築の三大要素である「強・用・美」の意味などを理解し,建築設計は科学でもあり芸術でもある総合的な人間の営みであることを概観します。
武庫川女子大学生活環境学部建築学科〔生徒の感想〕
- 紙を折って造形物を作る体験を通して,1枚の紙でも折り方によって強くなるのがすごいと思いました。2枚にすればさらに強くなるので,同じうすい紙が変わっていくおもしろさを感じた。
- 国によって建築というものの価値観に大きな差があって,特に日本は建築における「美」に関心が薄いことに疑問を感じました。理性・感性の融合と考えるととても魅力的な分野だと思います。実際に大学の先生の講義を聴くと,どのようなことをするのか実感がわいて,よりこの学問に興味が持てました。
- イタリアの町並みと京都の町並みを見比べて驚いた。「強・用」だけでなく,「美」も大切だと感じた。