「世界で誰もしたことがない」
— 1 Day College 生徒感想から —
分子を見分ける分子をつくる
森川修 先生 (鳥取大学入学センター 准教授,工学博士)
〔生徒の感想〕
森川修 先生 (鳥取大学入学センター 准教授,工学博士)
これまで世界で作られたことのない新しい分子をつくることは,人々の暮らしを豊かにします。例えば,医薬品など人間の健康に役立ったり,プラスチックなどの新素材は従来の物質とは違って,軽くて丈夫なものに利用されています。さらに,分子自身に新しい機能を持たせることで,分子を使って別の分子を見分けたり,その量を測定することができます。ここでは,【分子を見分ける分子】の最先端の研究についてお話しします。
鳥取大学〔生徒の感想〕
- レソルシナレーンが特定の物質を取り込んだときに,その物質と反応することはないのかと思いました。同位体の存在で何がかわるのかと思いました。超分子はすごいと思いました。もし実用化されたら,石油なども人工的に作ることができるのかと思いました。(1年男子)
- 大学での研究は,世界で誰もしたことがないことをする,というのが印象に残った。単に勉強をするだけでなく,社会で役に立つものをつくるのが工学部なのだと分かった。大学の授業や時間割をみて,とても専門的だと思ったので,本当に自分に合った大学を選ばないと後悔するだろうと思った。(1年男子)
- 化学センサーを利用することで,社会の様々な役に立てるというのはすごいと思いました。前から少しナノテクノロジーに興味があったので,今回の講座を受けることができてよかったです。大学では,世界で誰もしていないことができるのはおもしろそうだと思いました。分子や原子の並べ方を制御することで,新しい物質が生まれるといことにとても驚きました。(1年女子)