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「DNAでテレビができる?」
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化学でDNAのヒミツを探る
杉本直己 先生 (甲南大学フロンティアサイエンス学部生命化学科 教授)

konan.jpg 21世紀になり,ナノサイズで核酸やタンパク質を取り扱える学問,生命科学が注目されている。本講義では,核酸(DNAおよびRNA)の構造,物性,機能の基本的特徴を学習する。さらに,この生命科学の研究最前線の話題をわかりやすく紹介し,核酸のヒミツ(新しい物性や機能)に迫る。また,その成果に基いて我々の未来生活がどのように改善されていくのかを展望する。

甲南大学フロンティアサイエンス学部

〔生徒の感想〕

  • 先生はとても明るくておもしろく説明してくださいました。例えば,DNAは食べることができるので,DNAでテレビを作るとゴミとして捨てるのではなく,食べ物として食べることができたり,DNAはまた,その体質もわかるので馬を調べると競馬で絶対に勝つことができたりします。将来,DNAがこのように使われるととても面白いと思います。今回の話を聴いて,DNAは難しくて硬いものだと思っていたけど,将来様々なことに使われて,とても面白いものだと思いました。(1年女子)
  • とても興味深い話でした。100分という時間を感じさせないほどおもしろかったです。DNAで理想が実現するなんて,すごいことだと思いました。また,実現できればよいと思いました。しかし,その実現が,本当に人のためになるのかもこれから考えていかなければならないと思いました。(1年男子)
  • DNAとは生物学だけに関係があるんだと思っていたが,化学にも物理学にも関係があることがわかった。ナノバイオテクノロジーは,まだ新しい分野なので,研究のしがいがありそうだった。DNAによって病気のかかりやすさや薬の効き方も変わってくるので,これからは医療の世界にもDNAが深く関わってくるのだろうと感じた。(1年男子)