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「みんなと一緒に笑いたい」
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聴覚障害児教育について
~聞こえないって,どんなこと~

井坂行男 先生
(大阪教育大学教育学部特別支援教育教員養成課程 准教授)

osakakyoiku.jpg 聴覚に障害を有すると,聞こえにくい・聞こえないという状況になる。そこで,聴覚に障害を有する方々の聞こえないことについての理解を深めることを通して,障害を有する人々のことを理解していきたい。特に,学習内容として,聴覚障害の概要やシミュレーションによる聞こえにくさの疑似体験なども行う。

大阪教育大学

〔生徒の感想〕

  • 私は両親が特別支援学校に勤めているので,聴覚障害について詳しく理解したくて選びました。色々な教育の仕方のビデオや聞こえにくさの体験,簡単な手話などを教えてもらえてとてもよかったです。聴覚障害者は補聴器が髪に隠れるなど,表面に出にくく健常者には理解しにくい障害だと思うので,設備などが増えればよいと思いました。(1年女子)
  • 聴覚障害の子供の教育は,子供だけでなく親も大変な努力が必要で,とても大変なことだと分かって,改めて私は本当に恵まれていると強く感じました。障害がある人は全く特別ではなく,努力も苦労もしているけど,私たちと同じように生活したいということがよく分かりました。「みんなと一緒に笑いたい」というのが,とても切なかったです。もし,自分の周りに障害がある人がいたら,少しでもその人の助けになりたいと思いました。(2年女子)
  • 最初は障害者である難聴の人に対して”かわいそう”という思いを抱いていました。しかし,障害者の方々はそうは思っておらず,”みんなと一緒に笑いたい”という気持ちを持っていることを知り,考えが変わりました。共感の気持ちを持ち,少しでも難聴者のためにできる手話を学んで,難聴者の人に少しでも孤独感を味わせないようにできればと思います。(2年女子)