「サービスにゴールはない」
― 「職業人に学ぶ」生徒感想から ―
菊野智子 さん (全日本空輸株式会社)
「航空会社」で働く「客室乗務員」は機内(客室内)安全維持のための保安業務と機内サービスを行っています。 客室乗務員の仕事を通して航空会社で働く人々を紹介します。
〔生徒の感想〕
- 幼い頃からのあこがれの職業だったので,生で話を聞くことができて,とても嬉しかったし,貴重な時間でした。 仕事の具体的な内容,訓練の内容が分かって,あらためてこの職業に就きたいと思いました。 キャビンアテンダントは,職に就いてからの勉強が重要で,キャリアを積むことで自分も成長できるということが印象に残りました。 「サービスにゴールはない」という言葉にとても感動しました。
- サービス業として,見かけから大切なのだと改めて思いました。 今,学校生活の中で服装や身だしなみなど,いろいろと校則があるけれど,大人になっても同じなのだと思いました。 でも,CAの方は,乗客により快適な環境で過ごしてもらおうと最善をつくしていて,かっこいいと思いました。 また,たくさんの人やいろいろな人,外国の人などに会えたり,いろいろな国に行けたりするのもすばらしいことだと思いました。 自分の経験などが最大に生かせてすばらしい仕事だと思いました。
- 空港でキャビンアテンダントの方が歩いているのを見ると,いつもかっこいいと思います。 私はCAになるには,英語がペラペラで,学力が高く,何かの資格試験に合格する必要があると思っていました。 でも講義を聴くと,私の想像とは全く違い,大学は特に決まっているわけでなく,卒業後何年かたってからでも,入社試験で採用されればなれるということだったので,驚きました。 国際線で仕事をすると,自分もいろんな国に行け楽しめるのでうらやましく思いました。 とても興味のある仕事なので,HPなども見ていろんなことを知りたいです。
- CAは,ドラマを見て以来,ずっと憧れていたので,お話を聴けて嬉しかったです。 どこの大学に行っても関係なく,CAになれると聞いて,驚きました。 女性の世界なので,上下関係のイジメとかあるのかと思っていましたが,「楽しく,イジメもなく,仕事をしています」とおっしゃっていたので,安心しました。 メイクの訓練で10時間かけたり,ウォーキングで4時間かけたりするそうです。 水泳で100メートル泳げないと合格できない会社もあるそうです。
- キャビンアテンダントというと華やかで美しいイメージが大きくあったけれど,保安業務が重要で,体力勝負という面があるというのは意外でした。 もちろん,乗客への接客態度,身だしなみ(制服の着こなし,整髪)など,何よりサービスが大事だとよく分かりました。 でも,接客時だけでなく,常に笑顔でいるのはしんどいだろうと思いました。
- CAの仕事はとても緊張感のある仕事だと思いました。 仕事に就いてからも勉強することが多く,常に成長していけるので,とてもやりがいのある仕事だと思いました。
- とても難しい仕事だと思いました。 常に「見られている」という意識がすばらしいです。 チームワークが大切であり,私たちが不安なく飛行機に乗れるのは,乗務員の方々のおかげなのだと改めて思いました。