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慶応大学・東京大学見学会感想(6)

Nくん(H1)
 帰りの新幹線に乗っている今、この宿泊行事に参加して、自分の勉強や他のいろいろな事柄に対する姿勢が変化しているのを感じることができたり、大学生活のイメージを今までよりずっとうまくつかめて、とても充実した時間を過ごせたと思っています。
 より具体的な感想を、順を追ってしていくと、まず、初日の新横浜行きの新幹線で、このルーズリーフに自分の聞きたいと思うことを書くということは、この行事におきての大学や、大学生活に対しての自分の興味や関心の向いている方向を定める、または、自覚するとてもいい準備になったと思います。これがあったので、この後の活動で、自分の見るべきものが分かりました。
 初日の昼過ぎに、慶應義塾大学の湘南藤沢キャンパスに着くことができました。湘南藤沢キャンパスを一目見て、慶應義塾大学のごく一部らしいですが、その大きさに圧倒されました。その施設や設備を見てまわり、こんなんことを言っていいのか分からないけど、高校との質の違いや規模の違いの大きさに、とても驚くと共に、自分がこのような環境で生活しているという将来をうまく想像できないでいました。けれど、やはり、どうせ大学に行くのなら、設備のしっかりと整っている大学に行きたいという思いを感じました。
 初日の夜、夕食は全体としてはおいしく、和風の料理で統一されていたので、デザートが、和菓子ではなくプリンだったのがとても不思議でした。その後の大学生の方々とのお話の時間は、少人数対少人数で話をすることができ、自分にとってとてもためになるよい時間を過ごせたのではないかと思います。
 その具体的な理由は、僕がした質問を聞き(質問は話をしている途中で思いつくのも、たくさんありましたが、一番初め最も緊張する話し出すときに、スムーズにできたのは、新幹線の中で考えていたことが大きかったんじゃないかと思います)、大学生の方々が答えてくれる内容に、リアルというか現実味(今の自分にとってとても身近に感じられるもの)があって、素直に参考にしようと思えたこと、個人的に気になっている悩み(それほど大げさではないけれど)を聞けたこと、僕の場合、やりたいことが高校の時からあったのか、という質問に対し、大学に入ってから選べるところもある等のことを言ってくれて、気が楽になり、そして何より、そんなに焦ってやりたいことを探さなくても他の頑張る理由を見つけ、目標をつくり、やっていけばいいということが分かりました。この他にも、たくさんのためになる話や、雑談などをしてもらって、とても楽しく充実した時間を過ごすことができたと思います。
 こんな風にして、一日目は終了しました。一日目の嫌だったところというか、しんどかったところは、どうしようもない面があるのだと思うけれど、移動時間が長かったという点です。でも、他はよかったと思います。
 そして、二日目は、朝食を食べてすぐ東京大学の五月祭に行きました。五月祭では、主に学術企画を見ました。そこは様々な展示、自家製ファミコン、超伝導物質、金属探知機、OCTスキャン、可視光電波等の、たくさんの面白いものがありました。大学生は、僕と五才くらいしか年の差はないのに、こんなにすごいものが作れるのかと、正直とても驚きました。東京大学の外観や雰囲気については、まず最初にお金が使われているなという印象を受けました。建物の古さがとてもばらついていて、工事中のものを見られたので、たびたび増築や改築が行われているのかなと思いました。その次に思ったことは、学生だろうなと思われる人たちが、とても楽しそうにしているのがいいなと思いました。
 ここまで、割と細かく自分の思ったことを書いてきましたが、やっぱりこの二日間で得ることができたもおのは大きく二つだと思います。一つ目は、普段なら話す機会のない大学生と話せたこと。二つ目は、言葉や写真ではなく生身でしか感じることのできない大学という場所の雰囲気をじっくり味わえたことです。この二つどちらも、これからの生活に対するモチベーションを上げるなかなかつかめなかったきっかけになると思います。僕にとっては、学べることも多く行ってよかったなと思える二日間の行事でした。
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