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神戸薬科大学 薬学部 

薬学科  臨床生化学 小林 吉晴 准教授
生体成分の検査で病気がわかる 
血液や尿の中には身体で作られたたくさんの物質が含まれています。これらの物質はいつもほぼ同じ量存在しています。ところが、病気になると、ある特定の物質の量が、極端に多くなったり、逆に少なくなっていたりします。従って、異常に変動している物質を知ることができると、どのような病気なのかが分かります。講義では特別な装置を使わずに、皆さん自身が簡単に異常に変動している物質を発見することのできる方法を教えます。講義を受講していただければ、自分自身の健康状態や、家族など身のまわりの人の健康状態を知ることができるようになります。

・普段尿の色や臭いに気づいたことはなかったので、尿の変化でこんなに色々な病気を発見できるということを知り、驚いた。ただ病気を知るだけでなく、どういうことが原因で、どのような経緯でそうなるのか、ということを詳しく教えて頂いたのでわかりやすかった。自分のことはそうだけれど、特に親の体調などを今日知ったことを活かして気にかけたいと思う。薬学は全く興味がなかったのだけれど、今日の講義は興味深く、100分間があっという間だった。

・今回の講義を聞いて、ヒトの体の仕組みに興味を持ちました。日常生活で、自分の体の異常のサインが出ているとは知りませんでした。尿や便など、自分でしか確認できないことなので、今回の講義をもとに、病気を早期発見できるように家族にも話したいと思います。
私は、もともと薬学に興味があったので、もっと知りたいと思いました。
進路にも役に立ったので、今回聞けて本当によかったです。

・病気は、自分が気づく頃には、症状が進んでいたりして目に見えないものなので“怖いな”と思っていたけれど、私たちの五感を使って、日常的に病気の早期発見ができると知って、自分の身体は自分しかわからないので、注意していきたいなと思いました。
身体のしくみやメカニズムを知り、理解することや自分の身体の状態をよく知ることが、大切であるとわかったので、もっと興味を持っていこうと思いました。この講義を聞いてやっぱり生体はおもしろいと感じたし、自分の視野も広がり、もっと深く学んでいきたいと思いました。

・生体成分に含まれる物質によって病気がわかる内容のこの講義を受けて、病気の原因を見極める方法や五感を使って異常を感じることの大切さを知り、とても貴重な経験ができました。特に、尿の色や泡やにおい、便の色などを五感で感じることで、異常を見つけ病気を発見することができることがわかったので、早期発見、早期治療につながるように日々の生活に役立てていきたいなと思いました。
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