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香川大学 工学部

安全システム建設工学科 宮本 慎宏 助教
歴史的建造物の保存と活用
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神社や寺に代表される日本の歴史的建造物は、地域のシンボルとして大切に受け継がれてきました。近年では観光資源としても活用されており、地域の活性化に貢献しています。講義では、このような歴史的建造物の修復方法や活用方法とともに、地震や台風などの自然災害から建物を守る技術について紹介します。

(生徒感想文)

・高2の春あたりに金閣寺に行った時、ものすごい“金”だったので、全く当時の面影がなく、残念だった。修理をしていかないと倒壊するが、観光客などは、当時の面影を求めているのでその両立は難しいことだと思った。講義を聞いて修理法なども学べたし、倒壊しないように研究をしているということもわかったので少し考え方が変わりました。

・工学部にはさまざまな学科が含まれ、広い分野に及んでいることは知らなかったし、文化財としても国宝、重要文化財、登録有形文化財、伝統的建造群保存地区、世界遺産などがあり、建築の奥の深さが分かった。
 地面に固定しないことで、地震をやり過ごし地震で倒壊してしまった建築物から反省点を得るということから、元は中国から来た建築術が中国に勝るようになったのだろう。

・日本史が好きで史実を学んでいるが、歴史的建造物を工学的に学ぶのも、また面白いと思った。
大学の教授になりたいと思っていたので、先生に聞いてみたが、思ったより大変そうで驚いた。また、「好きと思った事を極める」が大切ということ事だが、まさにその通りだと思った。

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