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同志社女子大学 生活科学部 

人間生活学科 清水 久美子 教授
キモノのデザインにみる「和」の文化-江戸時代の浴衣を中心に-20.jpg


 日本の伝統的なキモノの中でも、特に浴衣には、大胆でいきな文様や色彩など、独特の魅力的なデザインが数多くみられます。本講義では、江戸時代を中心に、浴衣ならではの‘自由な発想と遊び心’にあふれたデザインを紹介しながら、「和」の文化について考えてみたいと思います。
(生徒感想文)
・浴衣のデザインにそれぞれの時代背景が表れていておもしろかった。昔の浴衣の実物が現在ほとんど残っていない理由が、貴重だった木綿を最後までいろんなことに使い切っていたからだと聞いて興味深かった、用途も雨合羽や祭り、作業着、下着などさまざまで、江戸時代の人の知恵はすごいなと思った。(高2女子)

・今ではめったに着ない浴衣が、江戸時代では人々の流行ファッションで、本当に昔の人たちは想像力が豊かで、工夫を凝らしていたんだなと思いました。その分、やはり人々は浴衣や着物に愛着がわいて、大切にしていたんだと思います。現代の私たちもその気持ちは忘れてはいけないと思いました。(高3女子)

・お洒落に興味があるので、この講義を選びました。昔のファッションの移り変わりも、知らないことの方が圧倒的に多く、色々なことを学ぶことができました。日本史の授業で最近学んだあたり(江戸時代)なので、つながりがあってとくにわかりやすく頭に入ってきました。そのように浴衣が発展した中で、現在には普段着としてあまり見られないのは、外国との貿易が関わったのだろうかと、疑問をもちました。(高3女子)

・私は家庭科の授業で浴衣を作ったことがあるのですが、一つの反物から全部手で縫うのが大変でした。平安、江戸時代の人は、何着も縫っていたということを思うと、改めて驚きました。また物語を表して、その人の教養を見るということに、興味がわきました。今の浴衣の柄よりも、私は江戸時代の浴衣の柄の方がおもしろくて、良いなと感じました。(高1女子)

・浴衣の歴史を見られてとてもおもしろかったです。時代によってファッションが変わるのは、今も昔も同じなんだと思いました。また、今の浴衣は、派手で黒にピンクの花とかが多いですが、昔はもっとバリエーションが多く、おもしろみがあって、とても良かったです。私は黒にピンクの花よりかは、慶応期のように紺の浴衣が好きです。(高3女子)

・今まで、自分の中で着物や浴衣は夏に着たり昔の人(女の人)が着ていたものとしか、思っていませんでした。しかし、今日、お話を聞いて、着物だけでも深い歴史があり、その時代ごとの流行によって、少しずつ、用途などが変わってきていることに気づきました。今日の講義を少しでも、生かしたいと思います。(高1女子)
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