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高校2年生教員団と進路指導会議

11月16日(水)の放課後、高校2年生の担任の先生方6名と影浦教頭先生、進路指導部長の計8名で、今後の高校2年生の生徒に対する進路指導の基本方針を確認しました。
 経済状況も反映して、近年、「安い・近い・簡単に入れる」大学を目指す傾向が強くなってきていますが、国際状況を考え、社会に役立つ生徒を育成しようとしている我が校としては、生徒達の将来までをも考えた進路指導を目指しています。
 有名大学に何人合格したかを追求するのではなく、生徒一人一人のやる気を引き出し、可能性に挑戦しつつ、保護者の方と生徒の希望を最重要視した進路指導こそが大切だと思っています。その結果が、雲雀丘学園高等学校の進学実績の上昇につながると確信しています。
 会社員を目指すにしても、これからも伸びていく会社というのは、国内需要だけでなく、国外へも商品販売をしていく会社だと考えられます。すると、入社後、海外派遣ということが常識となってくるでしょう。すると、大学生時代まで常に親元から通っていて、いきなり社会人となるとともに海外派遣ともなると、会社勤めだけでも大変な上に、自分の身の周りのこともすべて自分でしなければならないので、そのストレスは想像以上ではないでしょうか。ですからこそ、大学時代だけでも、親元から離れて自活できる練習をすべきではないかと考えさせたいと思います。授業料のこともあるので、一概には言えませんが、このような観点も含めて、生徒一人一人の可能性を、担任団や教科担当の教員とともの意見を交換し合い、生徒の志望と合わせて、挑戦の姿勢で大学進学に向けた進路指導をしていくつもりです。
 今春卒業した先輩達の高校1年、2年時の成績と進学状況の相関を進路指導部から説明し、本校の校訓である「高志、自律、努力」を持ち続けた生徒が、栄冠をつかんでいったことを伝えて、会議が終わりました。