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勉強の仕方シリーズ-数学-

「数学」を学ぶために-
 皆さんはニュースを見たり新聞やネット等で記事を読んだりするとき、与えられた情報をどうしていますか?全てをそのまま信じますか?
数学を学ぶときも同じです。何か新しい公式等を聞いたとき、「何故それが成り立つのか」「何の為にあるのか」まず疑ってみて下さい。それから自分で納得のいくまで考えて考えて下さい。全ての定理や公式は「暗記」するものではありません。何故・何の為に・この公式で何の情報を取り入れて何を導き出しているのか・・・自分で考えて「理解」して下さい。そこには先人の知恵が沢山詰まっています。数学は何千年も前から様々な数学者によって考えられてきたのですから・・・。与えられた情報を鵜呑みにするのではなく、納得してから取り入れる--これが数学の学び方です。
「問題」を解くために-
入試問題を解くためには「問題に正面から向き合う」「慣れる」です!解き方をずっと聞く・暗記するではわからないままです。与えられている情報から答えを導き出すにはどうすれば良いのか・今何がわかって何がわからなくて困っているのか・何を導きだせば答えがわかるのか・・・1問1問しっかり向き合って考えてみて下さい。
 入試問題には様々な問題があります。しかし沢山の問題と向き合ううちに、よく出てくるパターンが少しずつ見えてくると思います。「こういうときはこれを求めれば答えに繋がるはずだ!」これがわかれば数学の問題は得意になっているはず。是非様々な問題に触れてみて下さい。
 しかし、ただ沢山の問題を解くだけでは力になりません。皆さんは今わからない問題があったときどうしていますか?答えあわせはどのようにしていますか?間違ったときはどうしていますか?数学が得意な人が問題に取り組むとき、次のような共通点があります。
 1. 疑いながら解く
 2. わからないときは自分の限界まで考えてから答えを見る
 3. 間違ったときは自分の解答を消さずにどこが間違いなのか探す
まず1つ目について。問題を解くときは数学を学ぶときと同じです。自分が今から書こうとすることをまず「疑って」下さい。今この式変形は行っていいのか・この公式は使えるのか・別の場合があるのではないか・・・等々、常に考えながら答えを書いていきましょう!特に記述問題では、誰がどう見ても「突っ込みどころの無い文章」にしましょう。
2つ目。問題を解いていて詰まった・どう考えれば良いかわからない・・・そんなときは自分の頭にある知識を総動員してあの手この手で考えてみましょう。それから答えを見て下さい。たとえ正解が導き出せなくても、その問題について精一杯「考えた」ことが今後の力になっていきます!
3つ目。間違えたとき、ノートを消していませんか?間違ったときはまず模範解答をよく読みましょう!自分の解答とはどこが違うのか・何故この模範解答はこのような解き方をしているのか・・・しっかり考えましょう。間違いは成長する証です!「どこを直せば成長できるのか」を模範解答から学び取りましょう。
 以上です。是非「様々な問題と真っ向勝負」して下さい!