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勉強の仕方シリーズ-古文-

古文の勉強法
文法と単語が学習の基礎となることは間違いないです。小テストはすべて満点を目指し、しっかり授業を復習するのが王道です。しかし、読解力は、やはり多くを読むことによってしか得られないというのがわたしの実感です。かといって、基礎が出来ていない人に、とにかく読めと言うのも苦痛を伴うだけです。そんなときにはマンガがお薦めですね。いまでは絵がきれいで、面白く読めるものがたくさん出ています。『源氏』『和泉式部日記』『とはずがたり』『堤中納言』など、入試や模試で頻出の作品は、高3の夏でも息抜きを兼ねて読めると思います。その作品が直接出題されることがなくても、当時の恋愛事情や貴族の生活、古典常識などが結構詳しく理解できます。さらにマンガで覚えた場面を原書で読むと、自然と主語を補いながら読んでいる自分がいて、力がついた気がします。「設問を解く」という実践力を身につけるためには、同じ問題を2度解くのが効果的です。特に模試の復習はきっちりやってください。本文の理解が不十分なまま解いたあと、しっかり答え合わせをして、本文の輪郭がはっきりした状態でもう一度解きます。すると、「ここは大事な場面だから出題に絡むのだ」という設問の意図まで見えてきます。これは、次に新しい問題を解くにあたっても、実に役に立つスキルです。とりとめなく書きましたが、参考にして下さい。