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卒業生に学ぶ-感想17-

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大阪大学 医学部 保健学科 放射線技術科学専攻
-講師紹介-
現在の医療はX線写真やCT、MRIなどの画像技術を用いずに行うことはできません。健康診断や精密検査だけでなく、大部分の手術を行う場合でも画像検査は用いられ、その高い技術は医療の質と精度の向上に貢献しています。さらに、近年では放射線治療の技術も飛躍的に進歩し、従来の外科的手術では治せなかった疾患が治療可能となりました。放射線技術・画像医学分野では今後も更なる発展が期待されています。
 本来、診療放射線技師は看護師の資格と同様に専門学校でも取得可能ですが、大阪大学の放射線技術科学専攻は日本の放射線技術とともに発展してきた専攻であり、医学部としての教育に触れることのできる場所です。放射線技術学のみを学ぶのではなく、化学・物理学・生物学をはじめ、薬理学や医療倫理、医療経済学などに触れます。そして様々な側面から疾患や患者さんにアプローチすることの重要性を学びます。これまでもこれからも、放射線技術の最先端を切り開く研究機関と共にある専攻です。
現在の医療技術、画像医学や放射線技術だけでなく、医学系大学への進学や総合大学への進学に興味のある方は是非どうぞ。

-生徒感想-
・誰かを助けたいという思いから自分の夢を実現されたのがとても立派だと思いました。私も医療に関する仕事をしたいと思っているので、今回のお話を参考にして、それに向かってがんばっていきたいと思います。

・知っているようで、まったく知らなかった大阪大学。阪大ががんの研究の拠点だったとは初めて知りました。櫻井先生はケガで手がしびれて手術ができないのに、医療の道をあきらめず、放射線という自分でもできる手術を見つけたと聞いて、自分も頑張ろうと思いました。本題(?)とは変わってしまいますが、私はこの授業より、あきらめない心を学ぶことができたと思います。

・放射線治療は正常組織を回避して、腫瘍に集中することができるので、機能や形状を温存して治療できると知って、すごく驚きました。将来のために身につけておくべきことをしっかり身につけて次は行動に移せるようになりたいです。