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2015年03月27日

国公立後期合格発表の結果、国公立合格者数112名!

国公立大学の中期・後期入試の合格発表が終了しました。
まだ確認の取れていない生徒もいますが、本日までで判明した合格者数をお知らせいたします。
国公立大学 AO.推薦入試 現役16名、 前期試験現役51名、過年度生7名、中期 現役7名、過年度生6名、 後期 現役17名、過年度生8名 の 合計112名(現役91名、過年度生21名)に達しました。 雲雀丘学園高等学校始まって以来の快挙です。
 その中には、国公立大学医学部医学科に、現役生2名、過年度生1名 の合わせて3名が含まれています。
  57期生の生徒達の頑張りによって成し遂げられたこの快挙は、生徒達の努力の賜ですが、その陰で共に一枚岩で生徒指導、教科指導に取り組んでこられた学年の先生方始め、雲雀丘学園の全職員の協力もあっての事です。今年の進路便りの巻頭言に書きましたが、最後に行き着くのは「感謝」ではないかと思います。
 ただ、卒業生すべてが志望校合格を果たしたわけではなく、残念ながら来春に「捲土重来」を期する生徒もいます。
進路指導部としては、今年度国公立大学三桁を目指すといっていたことが実現しましたが、数を追い求めているわけではありません。本校の生徒諸君の希望をできるだけ叶えて行けば、三桁になるということです。200名以上の生徒が国公立大学進学を志望していたのですから…。
 先日、新旧高校3年担当教員間で、引き継ぎ会を行いました。経験の共有と改善すべき点等を反省し、次年度につなげていきたいと思います。進路指導部の我々は、よかった点は素直に喜び、しかし、我々の力不足で今回つらい思いをさせてしまった生徒のためにも、今後一層の努力をしようと思います。

2015年03月26日

春の勉強合宿 3日目

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 勉強合宿も最終日になりました。昨日と同じように朝の集いをおこない,朝食の後は部屋を片付けて,午前の講座を受けています。(Checkout後なので,全員,制服で受けています。)午後にも,もう1講座受けて,終了式をしますので,現地解散は16時30分の予定です。

2015年03月25日

春の勉強合宿 卒業生が来てくれました

 今回の勉強合宿の目的の1つが,「先輩に進路や学習方法を尋ねるなどして,進路実現のための意欲を喚起する」ことでした。やはり先輩である卒業生の生の声ほど説得力のあるものはありません。今回は8名の卒業生が時間を都合して来てくれました。

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 54期のKさんは島根大学で医学の勉強をしています。医学部の推薦入試のことや下宿生活を説明してくれました。55期のKさんは神戸大学で国際文化を専攻しています。自分が高校時代に使っていた教材を実際に見せて,英語や数学の勉強方法をアドバイスしてくれました。

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 55期のKくんは神戸大学経済学部に在籍しています。経済のことや大学生活のことを話してくれました。55期のFさんはLEDで注目を集めた徳島大学工学部で微生物の勉強をしています。今どのような勉強をしているのか,高校時代にどのようなことを意識しながら勉強したかを説明していました。

 55期までは選抜特進コースと特進コースだけで,一貫コースがありませんでした。来てくれた4人のうち,2人は選抜特進コース,2人は特進コースに在籍していました。コースに関係なく,希望する大学を目指して努力し続ければ,実現できるということは高校生にとって大いに励みになったようです。

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 56期のOくんは東京大学に在籍しています。進振が6月なので,専攻はまだとのことでした。ここに集まった生徒の多くは,勉強方法を聞いていたようです。56期のKさんは神戸大学経営学部に推薦入試で進学しました。センター試験にむけてどのように取り組んだかを話してくれたみたいです。

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 56期のMくんは東北大学理学部で化学を専攻しています。東北大学の売り込みも兼ねて,わざわざ帰阪してくれました。理学部の魅力についても語ってくれましたし,その後の化学の授業にも協力してくれました。57期のNくんはつい先日卒業式を終えたばかりで,4月に鳥取大学農学部の入学を控えています。彼は2年間,勉強合宿に参加して,目的意識をしっかりと持つようになり,推薦入試で合格した生徒です。その経験を後輩に伝えるために,今回は参加してくれました。

 卒業生が後輩とつながっていくことで絆が生まれてきます。今回参加してくれた高校生が,いずれ卒業生として,その後輩に伝えていってくれればと思います。

春の勉強合宿 2日目

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 おはようございます。天気はよいのですが,南港は寒いです。
6時30分に「朝の集い」から始まりました。昨日の疲れか,気の緩みか,数名遅れましたが,体調は心配ないようです。軽く体操をして,新高3のO君の「今日もしっかりと取り組もう」の一言で締めてもらいました。

 講義は新高3が全員数学,新高2が数学と漢文です。数学の教室はすべて小テストから始まりました。この後,卒業生に来てもらって,いろいろと話をする機会を用意しています。

2015年03月24日

春の勉強合宿 1日目終了

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 勉強合宿ですから当たり前ですが,食事と睡眠以外はすべて勉強の時間になっています。180分単位の講座は担当者の裁量で何をするかを決めてもらいましたので,3時間ぶっ通しで講義や演習をする先生,小刻みに講義をしてその演習をする先生など様々ですが,のんびり,ゆっくりと時間を過ごさせる気はないので,生徒は大変だったと思います。しかし,音を上げることもなく,なんとかやりきったようです。体調を崩す生徒もなく,今のところは順調に過ごしています。
 今年は夜10時に宿泊棟へ戻した後,希望者に11時30分まで講義棟で自習と質問を認めました。疲れているだろうからあまりたくさんは残らないだろうと思っていたのですが,新高3を中心に30人近くの生徒が納得するまで残って勉強していました。頼もしい限りです。明日,6時40分に朝の集いをします。起きてこられるかが少し心配なところです。お休みなさい。

春の勉強合宿 始まりました

 57期生の進路が次々と決まる中,次の世代も受験に向けて動き始めました。
今年の勉強合宿の参加者は新高3(58期),新高2(59期)を合わせて98名です。意識の高い集団ですから,時間よりもかなり早く開講式やオリエンテーションを始めることができました。その後は早速,各講義室に分かれて,9時30分から180分間の講義Ⅰが始まりました。

 今年は単に講義を受けるだけではなく,生徒が各自で何をするべきかを考えて,それを実行に移すことを求めるようにしています。ただ授業を聞いていればよい,問題を解けばよいというのではなく,自分自身を高めるためには何が必要なのかを自分で考えて,主体的に学習に取り組むことができるようになってもらえればと考えて企画しました。3日間で生徒がどのように変化するのかが楽しみでもあります。

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 新高3(58期)は古文と英語からスタートです。古文は和歌が詠まれた当時の背景を分かった上で考えることを要求しています。英語はいきなり英単語テストから始まりました。

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 新高2(59期)は英語と数学に分かれました。どちらの先生もオリエンテーションとして,どのようなことをしていくのかを説明するところから始めていました。

 この後,昼食まで講義Ⅰは続きます。

2015年03月20日

2015年度 合格体験記その1

◎特進 女子 大阪府立大学 地域保健学域 教育福祉学類 推薦入試

 私が推薦入試を受けると決めたのは高3の9月ととても遅かったです。まず、志望理由書を書くために、府立大学の教授の本や研究論文、在学生の実習レポートを読み、現状と課題を理解し、解決策を考えました。そして、先生に何度も添削していただき、ようやく完成しました。詳しく調べたので約1ヶ月もかかりましたが、ここで得た知識は小論文や面接など、全ての事に役立ったので、大変でしたがやって良かったと思います。
小論文は先生に練習プリントと計画表を作っていただき、要約と自分の意見を書く練習をしました。
添削後の復習と出てきたテーマ毎に具体例を調べることは必ずしていました。
面接は、過去にされた質問を先生に調べていただいたり、進路指導室の体験記で調べたりして、一通り大まかな流れを話せるようにしていました。教育関係の事も多かったので、中高の先生、スクールカウンセラーの方に質問しに行ったりしました。また、高2の時に高大連携講座を受講していたのも良い経験になりました。
 志望校の決定が遅かったにも関わらず、合格することができたのは、先生方や家族を初め、様々な方に的確に指導していただいたからです。この支えがあったからこそ‘自主的に初志貫徹‘し、積極的に行動出来たのだと思います。
 特に57期の先生方には本当にお世話になりました。いつも励ましていただいたおかげで、自信が持てたし、やる気も継続でき、最後まで部活との両立もできました。私は周りの人に恵まれていると思います。 最後に私が高校3年間で学んだ事は当たり前の大切さです。
例えば、挨拶や感謝の気持ちを忘れずに持つこと、授業や講習の予復習をする、小テストや定期テストの勉強を一生懸命取り組むなど、よく言われることばかりですが、しっかり出来ている人は少ないと思います。私はこのような基本的な精神が何事にも通じるのだと痛感しました。
これから受験生になるみなさんにとって私の経験が役に立つかどうかは分かりませんが、感謝の気持ちを忘れずにすれば辛い時に手を貸してくれる人が必ずいます。
最後まで諦めずに頑張ってください。応援しています。

今年も「千羽鶴」届く

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今年も、卒業生の保護者の方から、中学3年生と高校3年生の受験生に「幸せが舞い込みますように!」のと祈りが込められた千羽鶴が届きました。
 ありがたいことに、52期生の保護者の方から毎年届けられ、今年で6年連続で頂戴しています。
心を込めて折られた千羽鶴と共に、「この時期、生徒さんを見かけると、受験で苦しみ、頑張っていた頃を思い出します。親は、何も手助けできません。唯々、元気で「頑張って」と応援することだけでした。・・・ 毎年、鶴を折りながら・・・生徒さんにたくさんの幸せが舞い込みますようにお祈りいたします。」とのメッセージも添えられていました。
本当にありがとうございます。雲雀丘学園の教職員を代表して、心より御礼申し上げます。
 雲雀丘学園は、このような保護者の方々に支えていただきながら、宝物であるお子さまの教育に従事させていただいていることに改めて気づかされます。そして、『もっと子供達のためにできたのではないか』、『保護者の皆様のご期待にまだまだ応えることができていなかったのではないか』と、反省しています。
 進路指導室には、六千羽の鶴が訪れる生徒達の心に激励や慰めの言葉を語りかけています。
受験を終了した今、卒業生の皆さん、進路指導室を再び訪れてみてください。
あなた方のお父さん、お母さんの思いを感じ取ってください。

2015年03月19日

サントリー先端科学実験教室

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 春のサントリー先端科学実験教室に行ってきました。今回は、高校一年生と二年生合わせて、29人が参加しました。朝からあいにくの雨でしたが、八時過ぎから阪急水無瀬駅に集合し、サントリー生物有機科学研究所へと向かいました。
 部屋に通して頂き、まずは自分たち同士で自己紹介をしあい、グループごとに今回体験するPCR法やDNAの塩基配列を分析するサンガー法などを予習しました。教員の助けもありながら、二年生が中心で生徒どうし教えあい、質問し合いました。その後、研究員の方に説明を受け、早速、3つのグループに分かれて実験教室が始まりました。
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 実験内容は、①カタユウレイボヤの受容体ペプチドDNAのPCR法による増幅と電気泳動による確認、②増幅したDNAのサンガー法による塩基配列の決定、③共焦点蛍光レーザー顕微鏡による遺伝子産物から翻訳されるタンパク質の細胞における存在の確認 に合わせ、その材料であるカタユウレイボヤの解剖を行いました。生徒たちも共焦点蛍光レーザー顕微鏡の画像の中で発光するGFPを観ながら、研究員の方の導きもあって、細胞のどこでタンパク質が発現しているのかを討論しあい、そのことで研究することがどういうことかを垣間見ることができたようです。
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  2012年の3月から始まったこのプログラムも4回目になりました。今までに参加した先輩たちはこの科学実験教室や夏の研究者体験に参加し、研究員の方々に実際に出会い、丁寧な指導を受けたり、お話を聞いたりすることで、教室では感じられないものを得て、大学へ進学していきました。この春から生物有機科学研究所は京阪奈精華台へ移転されるそうです。島本町での先端科学実験教室は今回が最後となりました。この夏の研究者体験からは、京阪奈に新しく建設されました「サントリー ワールド リサーチセンター」で行われる予定になっております。世界の最先端を目指すサントリーグループの新しい拠点で、また、新しいものを学んで行けることにワクワクしています。

2015年03月14日

国公立大学前期までの合格者数

国公立大学・私立大学とも後期入試が終わり,発表を待つばかりとなりました。
国公立大学前期までの合格者数はAO入試・推薦入試も合わせて74名となりました。内,現役生が67名を占めています。
また,医学部医学科には現役の生徒が2名合格しています。近隣の主な国立大学では京都大学に現役1名,大阪大学に現役4名を含め5名,神戸大学に現役7名が合格しました。
国公立大学の中期・後期日程が23日までに判明します。私立大学の後期と合わせて3月末には人数を集計して報告する予定です。

57期のみなさん,お疲れさまでした。大学に進学する人も,もう一度チャレンジする人も,一息ついたら次のステップの準備をしてください。必要ならば学校に来て,担任の先生や進路指導部に相談してくださいね。

2015年03月02日

主な近畿圏の私立大学の合格者数

2月27日(金)に、卒業式が挙行され、57期生292名が雲雀丘学園高等学校を巣立っていきました。厳粛かつ、心温まる卒業式でした。卒業生とその保護者の方が講堂に入ると、ほとんど一杯になるため、在校生は代表だけのため、教員と在校生だけの「蛍の光」でしたが、心をこめ、卒業生に幸あれと祈りつつ歌いました。
 関西圏の私立大学の前期一般入試の合格発表もあり、これまでの合格者数がほぼまとまりましたので、報告します。
同志社大学 指定校推薦5名、一般およびセンター利用の合格者21名 の計26名。
立命館大学 指定校推薦1名、AO入試1名、一般およびセンター利用 54名の計56名
関西学院大学 指定校推薦7名、AO入試2名、一般及びセンター利用 59名の計68名
関西大学 指定校推薦5名、一般およびセンター利用47名の計52名
京都産業大学 公募制推薦1名、一般およびセンター利用8名の計9名
龍谷大学 公募制推薦6名、一般およびセンター利用18名の計24名
近畿大学 指定校推薦1名、公募制推薦13名、一般およびセンター利用22名の計36名
甲南大学 一般およびセンター利用30名 
 でした。
 インターネット出願や複数出願等が増え、今年はかなり多くの生徒が私立大学を出願しました。
昨年に比べると私立大学の合格者がかなり増えました。
卒業生の多くは、国公立大学の前期試験も終わり、合格発表を待ちつつ、後期の準備をしているようです。
国公立大学のほうでは、特別日程で行われた国際教養大学に、本校の現役生が一人合格しました。
57期生は、着実に記録を塗り替え、前進しています。